「西村晃のマーケティングの達人 大繁盛の法則」企業経営・売上アップのヒントを提供

商売繁盛のヒント


コロナショックでいいところなしの日本経済の再生は難しい。
しかし、こういうときこそ日本らしさとは何か、日本ブランドとは何か考えてみることに手掛かりがあるのではないか。
今回はそのヒントを農業に見る。
一年中野菜売り場にあるトマト、かつては夏の野菜だった。
最近は品種も増えプチトマトから大きなものまで売り場を華やかに彩っている。
いま日本の青果売り場で見かけるトマトは真っ赤に熟した色だが、昔は新鮮なトマトとはまだ青みが残っているものだった。
いまでも他の国に行くと赤くなる前の青みのトマトが実際に売られている。
実はここに日本の技術が隠されている。
日本の「タキイ種苗」が開発した「桃太郎」という品種が現在の日本のトマト市場を大きく変えたのだ。
技術の積み重ねと、舌の肥えた豊穣な消費者の存在、これこそ再生日本のヒントではないか。


今後日本では、大型店が大量集客で売り上げを伸ばすような旧来型のビジネスは成立しなくなる。
いかに零細な消費者を確実にお得意さんにしてゆくか、足元をしっかり見つめたビジネスが生き残るはずである。
地歩のローカル鉄道「いわて銀河鉄道」の「ニッチ(すきま)」に絞った経営を考える。


未曽有の経済危機の中 多くの企業の淘汰が予想される。
新しい時代に合った経営を模索せねばならない。
一番大切なことは機を見るに敏ということだ。
時代のニーズをかぎ分けるセンスが一番大切だろう。

日本のビジネスの手本としてあげられる近江商人は、
情報をいち早くつかみ機敏に対応するセンスにたけていた。

今その近江系企業も困難に直面しているがどう切り抜けるか
その手腕に注目が集まる。


国鉄民営化後、恵まれた環境のJR東日本や東海、西日本と比べてJR九州は人口減少の地方地域でどう再生するか大きな課題を抱えていた。
その挑戦は今後の日本の挑戦のヒントにあふれている。
マーケティング力を磨いた鉄道戦略を本文で紹介する。


消費者は金額だけを見て「高い!」と思うこともあれば
いくら安くても「安かろう、悪かろう」では 二度と買いたくないと考えることもある。
たとえ「高い」と思っても、なるほどそれだけの価値があると思えば、リピーターになる。
ましてや防寒下着に金額以上の価値を見出せば 一枚だけでなく何枚か買うかもしれない。

そんな価値を売っている企業が「健繊」である。


歩くことである。地域密着とは地元を歩くことに尽きる。
リフォームなどを誰に頼むか。
大手住宅メーカーから購入しても地域密着で何かあった時すぐに来てくれる。
日ごろから地元を知っている会社に頼みたいと思う人が多い。

そんな典型的な営業スタイルの会社山口ホームを紹介する。


ビジネスにはいつなんどき追い風が吹くかもわからないし、時として逆風が来るとも限らない。
日頃から心の準備だけはしておかなければならない。
今プラスティック業界には逆風が吹いている。
安価で丈夫ということでさまざまなプラスティック容器が 世の中に出ているが、いまや環境破壊の権化のように非難され廃プラ脱プラをテーマにする企業をマスコミは英雄扱いする。
極端な風潮は鼻白むが、さりとて毎日商売している立場から見れば 無視もできない。

そうした中でプラスティック容器を製造するアクタは、技術力を武器に燃えるプラスティック、環境にやさしい容器を提案する先進企業であることを売り込む一方、リサイクル可能なボードなど新商品を提案する。

風を読み逆襲に転じるアクタを紹介する。


令和の時代に日本の成長産業は農業だと考える。
コメや牛肉を筆頭にブランドが確立されており、日本生きた外国人が 日本の農産物の質の高さを認識して世界に広めている。
ただ農業従事者の減少と高齢化を考えると、近代的な農業法人による、植物工場生産は期待される分野である。
村上農園の豆苗における成功はその良い例である。


時代の変化を見抜き新しいビジネスモデルを構築することはどんな時代にも重要な視点である。
昔からある古いビジネスを時代に合わせた新しいビジネスに転換しようとしている一例を紹介する。
古物商という古めかしいイメージのビジネスを転換させようとする「ネオスタンダード」の挑戦である。


ダシブームだ。
日本人はもちろん外国人が日本食に魅せられ、ダシに目覚めている。
土産に買うだけでなく、帰国後日系スーパーでもダシを求めているようだ。
全国的なメーカーもあるが、やはりローカルの漁港周辺にもともと地場のダシメーカーは立地している。
一房総味も房総にこだわったダシである。