「西村晃のマーケティングの達人 大繁盛の法則」企業経営・売上アップのヒントを提供

今週のズバリ

最新記事

2019年1月 7日

新春に寄せて

2018年12月25日

2019年のキーワード

2018年12月17日

ヒット商品不在

2018年12月10日

外国人向けヒットビジネス

月別バックナンバー

2019年のキーワード

2018年12月25日

恒例、2019年キーワードは「さよなら平成 さんじゅうねん ひとむかし」です。

気が付けば平成も終わる。30年いろいろなことがあった。
総じて言えることは災害が多発、日本経済はバブル後のデフレの傷もいまだ完治とはいかず、あまり華々しいことはなかった30年だった。
しかしスポーツや芸術・文化で世界的な活躍をする新星が現れたり、たくさんのノーベル賞受賞者を輩出するといった面で新しい日本像も描かれた。

新しい時代が始まる2019年のキーワードは、ずばり「さんじゅうねん ひとむかし」である。


★「さん」は「参」議院選挙の結果は?

2019年は参議院総選挙の年。自民党総裁任期はオリンピック後まで延びた安倍総理だが、過去国政選挙5連勝とはいうもののこの選挙はかなり苦戦が予想されている。憲法改正の国民投票を参議院選挙の前にするか後にするか。
そもそも参議院で改憲勢力3分の2を維持している間に憲法改正を発議できるか?
また万が一敗北した場合、政権維持ができるかがオリンピックも睨んで最大の注目点だ。

★「じゅう」は「10」%消費税でどうなる?

前回8%から10%への引き上げ延期は景気が悪いという理由だったが、今のところ今回も延期する積極的な理由はなく、引き上げに踏みきる公算が強い。
平成元年に消費税を導入して30年でついに二ケタとなると、やはり買い控えなど景気減退の理由になりかねない。
特にオリンピック後に景気後退が予想されているだけに、消費税の影響も考えるとさらに経済の逆風が予想される。
経済が後退しだすと安倍政権ももろいかもしれない。

★「ねん」は「年」金暮らしの動向は?

高齢者世帯で主たる収入が年金という家庭が増えている。
資産は持っていても日々の生活のためには貯金を切り崩さないから、年収200万円前後の生活レベルの家庭が日本社会の中で3割以上になっている。
消費税が引き上げられても収入が増えないこの人たちが、一斉に生活を切り詰めると経済への影響は大きい。
高齢社会が消費の減退に拍車をかける。

★「ひと」は「人」手不足をどうする?

人口減少、特に若年労働力の減少は深刻化する。これには特効薬はない。
短期の研修名目ではなく、参政権も含めた市民権を与えて日本に永住してもらうような発想で外国人を受け入れる必要がある。
新規学卒者採用試験で性別どころか国籍も問わないという採用をして、日本人と同じようにほぼ終身雇用も可能とする企業がこれから増えるだろう。

★「む」は「無」党派層のゆくへ?

これまでも国政選挙で話題になってきた無党派層。
初めての憲法改正国民投票で彼らはどう動くか、読めない。
イギリスのEU離脱やトランプ政権誕生のような思わぬ結果を生む可能性がある。
一般に賛成より反対の人の方が積極的に投票すると思われる。議会で3分の2を確保しているからと言って憲法改正に賛成する人が簡単に過半数を超えるとは考えにくい。もし反対派が上回ると、その瞬間安倍政権は根幹から揺らぐ。

★「か」は「改」元で雰囲気は変わるか?

これまでの改元は天皇家の不幸が前提にあった。初めて国民全体の祝福による慶事としての改元が行われる。
これはこれまでとは全く違う祝賀ムードを醸成し景気刺激効果も大きいとみる。
この機に乗じられるか、ビジネスのカギだ。

★「し」は「仕」上げの一年

いよいよオリンピックまで1年。前景気が高まる。
競技場や各種施設、ホテルなど大会に向けての工事や準備は突貫工事となる。
大きな事故なく首尾よく準備を仕上げられるか、テロ防止など警備体制はどうかなどあらゆるニュースがこの一点に集中する。
カウントダウン効果が何をもたらすか目が離せない。

2019年は「さんじゅうねん ひとむかし」である。