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下り坂

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成功体験がかえって災いを招く

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1月18日という記念日 

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喫煙専用喫茶店という生き方

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下り坂

2019年1月28日

公的年金額が4月分から0・1%引き上げられることが決まった。4年ぶりのプラス改定だが、物価の伸びに比べると上昇幅は小さく、実質的な年金の価値は目減りする。
10月からの消費税率引き上げが本当に行われるか、私はまだ疑わしいと思っているが、仮に実施された場合導入から30年でついに税率が二ケタとなる。
平成元年40代で消費の中心だった団塊の世代は、まもなく後期高齢者、つまり年金で食べている世帯が日本全体の10世帯中3世帯ほどにまで広がっている。そうした人たちが果たして税率引き上げ後も消費を今までと同じように続けられるとは思えない。
軽減税率やポイント制、住宅や自動車の減税などもう関係ない。
入ってくる年金収入だけでランニングコストを賄おうという人たちが、多いという現実を考えれば消費の落ち込みは想像以上だと言いたいのだ。
前回の引き上げで落ち込んだ景気は3年回復しなかった。
そうするとそこにオリンピック後の景気後退が重なることが予想される。
いよいよ日本経済は下り坂にさしかかった。

成功体験がかえって災いを招く

2019年1月21日

経済雑誌の新春特集号で元ソニーの久夛良木 健さんのインタビュ―記事に目が留まりました。

――日本の電機業界はIT化が遅れました。アナログ技術の成功体験が足かせになりましたか?

間違いなく足かせになったと思う。

ただ根本は日本人が受けた教育の影響。

集団で均質な取り組みを共有する教育によって、既存の商品群を改善することは、とてもうまかった。

一方、ユニークな提案は「へそまがり」といわれて排除される。結果、HowはわかるがWhatはわからない。

これは垂直分業で、アナログの製品を大量生産した昭和の家電産業ではうまく機能したが、IT化が進んだ平成以降は競争力を失った。

日本の自動車業界にも同じことがいえる。EV化の本質は、将来的に車が個人所有ではなくなる、というモビリティの大変革。

だが日本勢は、車を単なる商品として見ていたから、燃料車がEVに代わっても「だから何?」と思った。

それで乗り遅れたんだね。

その点、米テスラもすでに時代遅れで、ウーバーやリフトなどのほうが先を見ている。

今後も、いろいろな変革があると思うけど、多くの日本の企業の意思決定層はそれを想像できていない。


              久夛良木 健(週刊 東洋経済 2019新春合併特大号)より

 

積み重ねの発想の大切さは否定はしないけれど、まったく次元の違うアイデアをひらめくことは難しい。

同じ業界の発想ではなく、異業種のアイデアも取り込んだ斬新な発想が今こそ必要なのだと痛感します。

 

 


 

1月18日という記念日 

2019年1月21日

1657年1月18日、江戸本郷から出火した火事はおりからの季節風にあお
られたちまち燃え広がり、千代田城本丸までも焼け落ちる大惨事となった。
江戸の民は逃げ惑い隅田川のたもとにまで追いつめられる。
今と違って学校で泳ぎを教える時代ではない。
川に飛び込んで水死するものが続出、焼死者と水死者合わせて10万人あまり。着ているものもみな焼けてしまったのでその多くは無縁仏となり、両国の回向院に葬られた。
いわゆる振袖火事である。
当時幕府は伊達や上杉に対する警備上、日光参拝に使う千住大橋以外隅田川に橋を設けていなかったことが逃げ場を制限することになった。
この火事の後できたのが両国橋である。
これが川向うにも市街地が広がるきっかけとなった。
江戸はその後もたびたび火事や災害に見舞われて今日に至る。
1月18日振袖火事。1月17日の阪神大震災同様に忘れてはいけないカレンダーだ。


 

喫煙専用喫茶店という生き方

2019年1月15日


最近東京と名古屋で偶然入った2軒の喫茶店が「喫煙専用」という店だった。

全てのテーブルに灰皿があり、ここにわざわざ来る人はタバコを吸うのが目的でやってくる。

なまじ分煙にしないのがミソで、客は誰も文句を言わない。

全面喫煙にすることで失う客もいるかもしれない。

しかしそれを言えば、大手チェーンやコンビニの100円珈琲で失った客はもっと多いかもしれない。

全面喫煙ならば愛煙家は当然リピーターになるから固定客を掴めるはずだ。

大規模店ならともかく小規模店の生きる道として間違っていないと思う。

かつて大手百貨店が、試着したお客の「買わない一言」に左右の足のサイズが違うので靴を買えないというものが意外に多いことに気がつき、左右違うサイズの靴を販売したところ、当然そういう客は遠くからも来るようになり、しかも購入の度に何度も来店してくれる結果になったという。

同様の例は左右の胸のサイズが異なるブラジャーの開発にもつながった。

ものが売れない時代というが、 欲しいものがないと嘆いている人も意外に多いのではないだろうか。

 

 

一度気が抜けると・・・・

2019年1月15日

レスリング女子で五輪、世界選手権を合わせて16大会連続世界一の偉業を成し遂げた吉田沙保里さんが現役を引退した。

記者会見で東京五輪を目指すかどうか悩んだといい「本気になったらという思いはあったけど、気持ちの部分が追い付かない状態で、やり尽くした思いが強かった」と33年のレスリング人生に幕を下ろす決断を説明した。

一度気が抜けてしまうと、再び心のエンジンをかけなおすことは難しい。

霊長類史上最強女子にしてそうなのだから、一般の人が定年退職などで気が抜けた時、以後どんな人生設計をあらかじめ考えておくか肝に銘じておく必要がある。

春が待ちどおしい

2019年1月11日

寒に入り、その言葉通り一年で一番寒い時期を過ごしている。

しかし確実に日の出は早くなり、日の入りも遅くなり始めている。

どこかで自然界の摂理は「次の春」の準備をしている。

日本経済に次の春は来るのだろうか。

1929年の世界恐慌で株価が大暴落した後、アメリカの株価が暴落前の水準に戻ったのは38年後である。

日本のバブルの株価ピークは1989年年末、つまり平成元年の38915円、
あれから30年、株価はいまだに半値をやや上回る水準だ。

平成の時代をとうとう終えようとしている。

株価にこだわるつもりはない。

大切なことは新たな日本経済の推進力を見つけることで、そうすれば株価はおのずから付いてくるはずだ。

春はいずこか?

日本の模索は続く。

 

刺激を与えてこそ活性化につながる?

2019年1月 8日

広島から巨人にFA入団した丸選手の人的補償で長野選手がトレードされることが決まったという発表には驚いた。
この冬の巨人は原新監督のもと大型補強で話題となっている。しかしFAで有力選手を集める一方で人的補償で生え抜きの内海選手や長野選手を失う結果になった。
生え抜きの選手を失うような補強ではマイナスが大きすぎるという意見もあれば、大型補強によりチーム内に刺激を与えてこそ活性化につながり、良い結果がもたらされるという意見もある。

このことは企業経営者の組織作りにも通じるものがある。
終身雇用制の日本人にこだわった純血主義にこだわるのか、それとも経営者から従業員まで外国人にまで門戸を開き、実力主義を貫き、たとえ新卒採用でも能力がなければ切って捨てるくらいの英断を持つべきではないか。

アメリカ流の考えが浸透しているプロ野球にあっては、合理的な考えが主流であることは言うまでもない。
果たして今回巨人と広島にどんな結果をもたらすか、ファンならずとも注目したい。

 

新春に寄せて

2019年1月 7日

平成最後のお正月を皆さまどのようにお過ごしになったでしょうか。

亥年の今年は、昨年とは一転、大激変の年になりそうです。

国内の統一地方選挙と参議院選挙、そして憲法改正の国民投票があればどうなるか?

消費税は本当に引き上げができるのか、そして実施の場合の経済への影響は?

中間選挙で敗れたトランプ大統領は、再選目ざしてどんな荒療治に出るか?

ロシア疑惑など国内の政権基盤を揺るがす難問を克服できるか?

中国との経済戦争は?北朝鮮との核交渉は?

イギリスのEU離脱、フランスの国内不安、ドイツのメルケル後など、EUの混乱は収束するか?

思えば平成元年はベルリンの壁崩壊、天安門事件、消費税導入、参議院選挙おたかさんブームで社会党圧勝・・・・。

何となく30年前と今年は内外情勢が似ています。

バブルがはじけ、日本経済のメッキがはがれた30年前とその後の混乱を考えるとき、まさに時代の大きなうねりを感じます。

いままた新時代元年はいきなり大きく動きそうです。

さあよくつかまって、イノシシの激しい動きに振り回されないように、

本年もよろしくお願いします。

 

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