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経済雑誌の新春特集号で元ソニーの久夛良木 健さんのインタビュ―記事に目が留まりました。

――日本の電機業界はIT化が遅れました。アナログ技術の成功体験が足かせになりましたか?

間違いなく足かせになったと思う。

ただ根本は日本人が受けた教育の影響。

集団で均質な取り組みを共有する教育によって、既存の商品群を改善することは、とてもうまかった。

一方、ユニークな提案は「へそまがり」といわれて排除される。結果、HowはわかるがWhatはわからない。

これは垂直分業で、アナログの製品を大量生産した昭和の家電産業ではうまく機能したが、IT化が進んだ平成以降は競争力を失った。

日本の自動車業界にも同じことがいえる。EV化の本質は、将来的に車が個人所有ではなくなる、というモビリティの大変革。

だが日本勢は、車を単なる商品として見ていたから、燃料車がEVに代わっても「だから何?」と思った。

それで乗り遅れたんだね。

その点、米テスラもすでに時代遅れで、ウーバーやリフトなどのほうが先を見ている。

今後も、いろいろな変革があると思うけど、多くの日本の企業の意思決定層はそれを想像できていない。


              久夛良木 健(週刊 東洋経済 2019新春合併特大号)より

 

積み重ねの発想の大切さは否定はしないけれど、まったく次元の違うアイデアをひらめくことは難しい。

同じ業界の発想ではなく、異業種のアイデアも取り込んだ斬新な発想が今こそ必要なのだと痛感します。