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「ゆくゆくはクラウン」から「近々免許返納」へ

2019年7月29日

戦後のベビーブーム世代を私が「黄金の60代」=「GS世代」=ゴールデンシクスティーズと名付けてからそろそろ10年、2025年の大阪万博の頃には、ほぼ全員が後期高齢者になります。
まだ平均余命には時間がありますが、後期高齢者になると消費者としては引退してしまうのが通例です。
前期高齢者はまだまだ元気だし、定年後趣味に旅行にとそれなりに支出するゆとりもあったので「ゴールデンシクスティーズ」と呼んだわけですが、そのまま「ゴールデンセブンティーズ」にはなりにくいものです。
 
この世代は戦後の高度成長期のマイカーブームをけん引しました。
サニーやカローラをもっとも買った世代、家族で街道筋のファミリーレストランやドライブスルーのファストフードにも通い出した世代です。
最初は大衆車からスタートし、所得の向上により「ゆくゆくはクラウン」を目指しました。
 
今の若者の車離れを考えると、本当に車を愛した世代と言っていいと思います。
その世代が後期高齢者になれば、そろそろ運転免許を返納しようか悩む年齢になることを意味します。
 
「GS世代」の消費者からの引退の象徴的な岐路こそ「近々免許返納」なのです。
 
オリンピックが終わると、いよいよ本格的な高齢社会の消費縮小が始まります。