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街を歩き 景気を読み取る

2019年12月 9日

「銀座を歩く人のスピードを見れば景気が読めます」
私にこう教えてくれたのは日本マクドナルド創業者の藤田田さんだった。
「景気が悪くなればなるほど人は目的地に向かって一目散に歩くんです。それに対して景気が良い時にはウインドウショッピングを楽しみながらゆっくり歩くものです」
藤田さんのオフィスは銀座通りを見通せる8丁目のビルの5階にあり、毎日ここから銀座観察を続け、マクドナルド日本1号店の出店もここからみて最も人だかりのできていた4丁目の三越前に決めた。

それから50年。あらためて銀座を歩くといま銀座を歩く人のスピードはかなり遅いことに気が付く。
その多くは外国人である。
海外旅行客は目的地に向かって闊歩するというより、ゆったりと町の雰囲気を楽しみ、時には写真を撮りながら歩くから一般の通行人よりも歩くスピードが遅いのは当たり前だろう。
そしていま銀座の消費はこういう人たちの買い物に多く依存しているわけだ。
 
街の中には経済をつかむたくさんのヒントが眠っている。
 
情報収集はパソコンやスマホによると思いこまず街の空気に触れて、自分で仮説と検証を繰り返しアンテナ感度を磨くことが大切だ。