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仮説と検証の毎日

2019年12月16日

認知症の予防のため、私が取り組んでいることがある。
といえば大げさだ。今に始まったことではない「習慣」ではある。
それは町を歩いたりテレビや新聞、雑誌に接っするとき常に問題意識を持つことである。
といえばやや大げさだ。
(へえ、こんなものが流行っているのか?なぜだろう)
この「なぜ」と常に考えることである。
これが、認知症予防につながるのではと勝手に思っている。
突然行列の店が出現する。
最近ではタピオカの店がいい例だ。
以前からなかったわけではないタピオカ入り飲料を求めて、どうして急に行列ができるのか。
私自身も列に並び耳をそばだてると、会話が聞こえてくる。
性別も年齢も違う人たちの会話を聞く貴重な場だ。
目と耳、そして何より実際に自分も購入し飲んでみて行列の理由を考える。
そこで見出した自分なりの繁盛の理由、それはあくまでも仮説だ。
それが正しいか、その後の観察によって検証を繰り返す。
答は一つではない。だからこそ仮説と検証を繰り返すことで真実に近づくようにする。
開業初日に何万人も集める大型商業施設。
マスコミは当日の賑わいだけを報じるが、だいたい初日に来るのは関係者や同業者が多いものだ。その人たちが翌日以降買物に来るわけではない。
ならば1か月後、3か月後、さらには半年後、1年後と定点観測をするほうが意味があるのではないか。
1年もたつと開業時の混雑は夢物語、閑散としているというケースも少なくない。
1年目で早くも退店しているテナントもある。
店内の案内看板や、紙製の店内案内図を見る。
退去や入れ替えがあると店名にシールが貼られていたりする。それをめくって前のテナントがどんな店だったか確認する。
開業時には「この混雑はいつまで続くのか」
「果たして商業施設として成功するか」
「どんなテナントが生き残り、淘汰されるのはどんなテナントか」
といったテーマで仮説を立て、何度か訪問しながら自分の仮説が正しかったか検証する。
また「この商業施設を改善するにはどんな手があるか」というテーマを自分に課しながらまた仮説と検証を繰り返す。
当事者になったつもりで仮説と検証をする。
これこそ頭の体操だ。
ただ漫然と街を歩くだけではなく、こうして頭を働かせながら動くことは、頭と体の健康維持に役に立つと思うのだが、いかがだろうか?