「西村晃のマーケティングの達人 大繁盛の法則」企業経営・売上アップのヒントを提供

ブログ

最新記事

2019年12月19日

チープなテレビに付き合いきれない

2019年11月11日

習慣が人生を拓く

2019年10月 9日

★近くの人より遠くのメル友

2019年10月 8日

★エコ? エゴ?

月別バックナンバー

チープなテレビに付き合いきれない

2019年12月19日

ワイドショーだけでなく最近ではニュース番組においてさえユーチューブ映像やSNSに投稿された素人動画をどんどん紹介し、それをスタジオでコメントするという安直な番組作りが当たり前になってきている。
そうした映像に対して放送局がどれだけ責任を持っているのだろうか。
やらせ映像であっても自前でチェックする体制さえないはずだ。
朝から昼前後、そして午後から夕方と生のスタジオ番組の時間帯が増えた割には、ニュースが増えたわけではないから、どこの局も同じネタを繰り返し焼き直しで紹介する。
芸能ゴシップから政治スキャンダル、いわゆる三面記事ネタをニュースの価値とは関係なく「視聴率がとれるかどうか」という価値判断だけで報じている。
衝撃映像や問題発言は「画像(え)になる」というだけで、朝から晩まで繰り返される。飲食店アルバイトのいたずら動画映像など何度見せられたことか。
動画映像を見ながらスタジオのコメンテーターなるタレントたちが無責任な感想を言い合う。いったいどんな資格、料簡、立場でコメントしているのだろうか。井戸端会議的思い付き発言をテレビが取り上げてどうするのか。
公衆の面前で持論を言うほどの見識があるかなどお構いなし。
最近はコメンテーター席自体がプロダクションの持ち枠で決まり、学者でさえもプロダクションに属していることで出演の機会が保証されている。ちなみにそのおよそギャラの半分はプロダクションにわたる。
一番腹が立つのは、コメンテーター以外の一般聴衆のふりをしているスタジオギャラリーたちが、衝撃映像を見て「ひぇー」とか「キャー」とか騒ぐ音のほとんどが、実は効果音であることだ。これほど視聴者を馬鹿にしたものがあるかと怒りさえ感じる。
同様にニュース番組でBGMを多用するのも演出過剰だと思う。
伝え手が事実を伝えるとはどういうことなのかしっかり学んでいない。
エンターテイメントとの区別を学んでいないスタッフが多すぎる。
夕方のニュース番組などでは長くなった放送枠の穴埋めのためにグルメ紹介を安直に流す。事実を伝えるニュース番組と情報番組が混在しているのだ。
ランチで人気の店、行列のできるラーメン屋をニュース番組で紹介する意味がどれだけあるのか。
かつてのテレビはドキュメンタリーだろうがドラマだろうが構成を練りに練って手間暇かけて作り上げる「作品」だった。しかし今や一日のほとんどの番組が生ワイドショー化されチープな消耗品番組になっている。
これでテレビ接触率が落ちているのは当たり前の話だ。
テレビの凋落の理由をネットに求める声が多いが、私はテレビ側の怠慢・堕落に原因の多くがあると思う。