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ボーダーレス社会との付き合い方

2020年2月 3日

新型肺炎の急速な拡大が世界を震撼させている。
中国政府は団体ツアーの出国を禁止した。
これは日本経済にも大きな影響をもたらすはずだ。
たくさんの外国人観光客が日本を訪れるようになったことは喜ばしいが、海外からの来訪者は戦乱や政情不安はもちろん、
こうした疫病にも左右されるリスクを抱えることは宿命とも言える。
オリンピックの年に外国人観光客4000万人を目標に掲げているまさにそのときに、韓国からの観光客激減に続き、最も観光客が多い中国からの観光ストップのダブルパンチとなった。
 
ホテルの宿泊キャンセルはじめ、旧正月の大旅行ブームを当て込んでいた小売業などへの影響は計り知れない。
 
いつこの肺炎騒ぎが終息するのかめどが立たない。半年と迫ったオリンピックへの影響も心配される。
一つ対応を間違えると、中国も日本も国の統治能力が問われかねない事態だ。
ボーダーレス社会はなにもかもあっという間に国境を乗り越えて世界を一つの土俵にひきずりこんでしまう。
SARSが流行したのは2003年。この年の日本への外国人観光客は500万人前後、今の6分の1の規模だった。
今回の新型肺炎が日本に広がる規模とスピードは当時とは比較にならない。
政府はもちろんだが、たとえ自分が海外に行かなくても国際社会の中に自らも組み込まれていることを真剣に考えるきっかけとしたい。