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★通勤はどうなる?

2020年6月29日

コロナ禍により企業では経営の在り方を見直そうという動きが急速に進んでいる。その中心にあるのがテレワークだ。
在宅勤務にすべてが移行するとは思わないが、なにも毎朝決まった時間に全員が出勤する必要もないという考え方はかなり広まると思う。
そうすればオフピークとなり通勤地獄から解放され、サラリーマンにとって恩恵は大きいだろう。
主に電車を使い、一時間あるいはそれ以上かけて通勤するという形態が日本の大都市では一般的だが、同じ日本でも地方都市ではマイカーや自転車で30分以内という通勤は普通のことだ。コロナ禍でテレワークが推奨されたことをきっかけに地方へ移住したいと考えた人が多かったのも「痛勤」からの解放という意識が働いた結果と思われる。

ところで電車による通勤はいつごろから始まったのだろうか。
東京で路面電車が走りだしたのは明治の後半だが、すでに大正時代には満員電車が出現していたようだ。大正の時期に東京市電の絵葉書に「東京名物満員電車」という記述が残されている。
明治末から大正にかけては、官公庁や企業の規模大きくなり、また工業が発達して工員として働く人が増えたことが通勤人口の増加をもたらした。

大正12年(1923年)に関東大震災が起きて都心が焼け野原になると、都心部から郊外への人口移動が進み、通勤電車が本格的に利用されるようになる。その後私鉄による郊外の開発が進み、戦後は住宅公団の団地造成も加わって通勤距離もどんどん延びていった。

ざっと100年にわたる通勤圏拡大の流れが、高齢化の進展に加えて今回のコロナ禍による勤務形態の見直しで変わるのか注目される。