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★風鈴

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涼を呼ぶ風鈴は夏の季語である。
浴衣にうちわ、そして風鈴と蚊取り線香・・・。
ニッポンの夏、である。
エアコンがなくてもこれで過ごせた夏はせいぜい最高気温30度くらいだった。
 
風鈴のルーツは魔よけの道具である。
古代インドの寺院にあった風鐸(ふうたく)が起源と言われる。屋根の四隅にかけられ、風を受けて鳴る音が魔を払うとされた。
仏教の伝来とともに日本にやってくる。法隆寺の金堂や五重塔にも風鐸が見える。
見て聞いて涼しげな「ガラス風鈴」は、江戸時代に始まる。
割れそうなくらい薄くて素朴、派手な装飾はない。余韻少なく軽やかな音色が特徴である。 
東京に戦前10軒近くあった風鈴屋は今は2軒しかないという。
炉に埋め込まれたるつぼの中でオレンジ色のガラスがドロドロに溶ける。
細長いガラス管の先に巻き取り、空中で息を吹き込み膨らませる。
一つつくるのにせいぜい1~2分、流れるような作業だ。
 
近年この夏の風物詩に逆風が吹く。
近所迷惑でうるさいという苦情である。
除夜の鐘同様、ここでも世間の目は厳しい。