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★正しい日本語に接するのは「敷居が高い」

2020年10月 1日

先日「ヤバイ」ですべてが通じてしまうことを「ヤバイ」、と取り上げた。
一方で、言葉は時代とともに変化してゆくのだからそれを許容すべきではないかという意見もあるかもしれない。
「敷居が高い」という表現を「高級すぎて入りにくい」という意味に理解している人が56%いるのに対して、辞書で本来の意味とされる「不義理をして行きにくい」という意味で理解している人が29%に減ったという調査結果が出た。
これは文化庁が行った「国語世論調査」というものの結果である。
この調査では「浮足立つ」という表現についても尋ねている。
「恐れや不安を感じ、おちつかずそわそわしている状態」と本来の意味で理解している人が 26,1%に対して、「喜びや期待を感じおちつかずそわそわしている」と捉えている人が60,1%もいた。
本来の意味と違っていても必ずしも誤用とは言えない面もある。
言葉というのはコミュニケーションの道具なのだから社会の構成員に意味やニュアンスが伝わることこそ言葉本来の意味と思われるからだ。
試験問題とは事情が違い、答は普遍的に一つではないということである。
この調査では「国語が乱れている」と感じている人が66,1%いたが、実は20年前の調査でと比べると19,7ポイントも減っているのである。
ちなみに乱れていると感じている人は、「敬語の使い方」や「若者言葉」を挙げている。
また就職活動を就活、朝の運動などを朝活などと「~活」と表現することを「気にならない」と答えた人が90,6%に達した。
おそらくこんな表現方法は20年前にはなかったと思われる。
同様に「セクハラ」「パワハラ」「モラハラ」「アカハラ」など「~ハラ」も82,5%の人に許容されている。
「~ビズ」が87,6% に支持されていることを考えても言葉は生き物であると思い知らされる。
これをあなたは「ヤバイ」と思いますか?