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★百年に一度の意味

2020年10月 5日

コロナショックによる経済危機は「100年に一度」という認識を各国政府・中央銀行はもっている。
「100年に一度」という意味は1929年の世界恐慌以来最大の経済危機ということを意味していることは言うまでもない。
私たちはこの「100年に一度」の意味を改めて考えてみる必要があるのではないか。
はっきり言えば「何でもあり」と言うことである。
あるいは「過去の経験則は通用しない」ということである。
例えば戦時国債のようなものを発行する。
デノミを実施する。
政府支出の増大にはこんな非常手段も考えうるということだ。
日露戦争開戦前に日本はヨーロッパで外債を発行し軍備を整えた。
太平洋戦争当時日本の国債依存率は70%に達していたのである。
澁澤栄一翁の肖像紙幣を1万円札でなく100万円札にすることだって可能性としてないわけでない。銭・厘といった通貨単位だってなくなったのだ。
大幅な通貨の切り下げを行う、ということも選択肢にある。
この100年の中にはニクソンショックやプラザ合意といったこともあった。
明治時代1ドル1円でスタートした為替レートは1ドル360円まで下落したのである。
100年という時間軸で考えれば、戦争や大災害、そして大疫病で国家が揺らぐという時代の変化を想定することになる。
これは単なる不況ではない。
国が消えるかもしれないというほどの大変化、国難という意識を持っておいたほうが間違いないと私は考える。
いつも楽観論の私としても異例なことである。