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コロナ感染拡大の前、世界は第二次観光ブームに沸いていた。
外国人観光客で活況だったのは日本だけではなく、実は世界の傾向だった。
それはLCC,格安航空によって海外旅行の潜在需要が掘りおこされたことによる。
第一次観光ブームは1970年代、ジャンボジェットの就航により大量旅客輸送時代が訪れたことが起因となった。海外パック商品により多くの人が海外旅行を身近に感じられるようになった。
そして第二次観光ブームはLCCによってさらに安価な費用で海外旅行が実現できるようになったのである。
ビザの緩和などの外国人観光客誘致政策もあって日本でも海外観光客は急増した。羽田や成田など主要空港はすでに発着枠が満杯状態だったのでLCCの受け入れはこれまで余裕があった関空やローカル空港が主に受け皿になった。大都市だけでなく地方都市も外国人観光客があふれるようになった事情はここにあった。
しかし新型コロナウィルスの感染拡大で事情は一変する。
外国人観光客はほぼゼロになった。
ビジネス客の渡航は徐々に制限緩和の方向にあるが、もともとあった大手航空会社の路線はビジネス客が多いのに対し、LCCの利用者はほとんどが観光目的だったからしばらく乗客が戻ることは期待しにくいのが現状だ。
世界の空からLCCが消えるかもしれない。
エアアジアが事業継続を断念したと発表された。今後体力的に弱いLCCが生き残るのは相当難しそうで淘汰が進むことは間違いない。
 
日本は国内人口の減少による消費の落ち込みを外国人観光客の増加で補っていた。GoToトラベルなど日本人の国内観光喚起策も大切だが、やはり外国人抜きでは絶対需要が不足する。
ホテルやバス会社の倒産などが地方経済の落ち込みを加速させそうだ。
観光は地方の主要産業だけに地元金融機関の経営破綻など負の連鎖を引き起こさないか不安が募る。