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★盛りを過ぎたコンビニビジネス

2020年10月26日

平成の時代最も大きく伸びたビジネスはコンビニだろう。
全国に6万店もの店を張り巡らすビッグビジネスに成長した。
ここに行けば食材調達どころかATM、宅配便、クリーニング、公共料金支払いなど多くの日常サービスを受けることができる。
過疎の村にあるコンビニでもネットワークでつながっているというところが、以前の「よろずや」とは異なる特性である。

令和の時代に入りそのコンビニ神話に陰りが見え始めてきた。
最初は人手不足による24時間営業の見直しだった。続いて賞味期限接近商品などの価格引き下げの許容問題がおきた。
コンビニが全国ネットワークを維持するには、24時間365日の営業と、価格の統一は大前提だと考える本部の主張は、加盟店側に押し切られつつある。
そうこうしているうちにコロナの襲来で外出が減りコンビニは売り上げを激減させた。テレワークの普及によるオフィス街の滞留人口減少や大学キャンパスの閉鎖などは大きな痛手となっている。
 
最近どこの系列のコンビニでも感じることは、棚がスカスカになっていることだ。売れているときはオーナーもどんどん仕入れるが、今は売れのこりを警戒して仕入れを抑制気味にしていることが想像できる。ぎっしりとならんでいるとこの商品がお薦めですという無言の主張を客は感じていたが、いまはわずかの残り商品が売れ残りに見えて迫力がなく、買う気も萎える。
秋風が漂うコンビニ店内に、ひところの活気を感じなくなっている。