「西村晃のマーケティングの達人 大繁盛の法則」企業経営・売上アップのヒントを提供

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2021年1月のバックナンバー

★本社勤務はサラリーマンの花だったが・・・

2021年1月29日

電通グループは東京・港区の本社ビルを売却することになった。売却額は国内のビル取引としては過去最大級の3000億円規模になる見通しだという。新型コロナの影響で広告収入は低迷、本社ビルに勤務する約9000人の出社率は最近では2割程度にとどまり余剰スペースが生じていることから、売却で資産の効率化を図る方針だそうだ。これまでのビル取引の国内最高額は、平成18年に不動産ファンドが香港企業から取得したJR東京駅近くのオフィスビル「パシフィックセンチュリープレイス丸の内」の約2000億円というから、電通本社売却は過去最大になる見込みだ。
今後、都心のオフィス需給は緩むと見込まれる。総合商社の丸紅は来年度移転する新社屋の社員用の座席数を現在の7割程度まで減らす。当初は4000人分と想定していたが、新型コロナ感染拡大で取り入れた在宅勤務などのテレワークの定着などを前提に座席数を2800程度と想定している。昨年末時点で、東京の都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス空室は前年同月の3倍に拡大しているという調査もあり、オフィス面積の削減が進む。大企業に勤めれば都心にそびえたつオフィスビルで勤務することが夢だった。しかし、いまや企業社会は大きな変革の時期を迎えている。
東京や大阪など大都市中心部の地価は当然のことながら下がり始めた。この現象はコロナが去った後もライフスタイルの変化、企業社会の変化により継続すると思われる。バブル崩壊は土地と株の値上がり神話が崩れたところから始まった。実体経済と関係なく上がり続ける株が変調しだした時、日本経済が大きく揺らぐと危惧している。

 

★昼休みのない日常

2021年1月28日

まずは自分自身の経験から。
私は放送局という職場で20年近くサラリーマンをしたが、12時から13時に昼休みを取るということは一度も経験がない。
NHK時代は出張も日常的だったし夜勤や早出、宿泊勤務など不規則な日々が多かったことが第一の理由だ。またテレビ東京では深夜のニュース番組の担当だからそもそも正規の出勤時刻が14時だった。
NHKの通常勤務日でも12時20分の昼のニュース終了後に「さあ飯でも食いに行くか」というのが一般的だったので、外食するにしても飲食店の混雑にもろに出くわすことはあまりなかった。
そういうわけで、社員みんなで昼ごはんを共にするとか、食後の会話を楽しむと言った経験がほとんどない。
普通の職場では昼休みに、一緒に弁当を食べたり、会話に興じるというのは楽しいひと時なんだろうなと思う。
しかしこのコロナ騒ぎで、大人数で会話をしながらの食事はご法度となった。
これは働く人たちにとって相当つらいことではないだろうか。
日常のコミュニケーションとして大切な触れ合いの場が、感染拡大という名のもとに遠ざけられてしまう。
先輩との語らい、同期との親睦、こういう昼休みの人間関係は大きな財産だと思うし、私はそういう環境がなかった職場は決していいところではなかったと思っている。
夜の飲み会もなし。それどころかテレワークで自宅と職場との切り替えもなし。突然そういう境遇に陥れば精神的について行かれなくなる人が出ても不思議ではない。
昼休みのない日常が当たり前になってゆく。

★車内販売中止もしゃあない

2021年1月27日

電車のホームからの転落事故や車内の喧嘩や痴漢が問題になっているのに、JRはじめ各社の駅コンビニや売店、車内販売でアルコール販売を行い続けてきたことに根本から疑問を持っていた。危険防止やトラブル防止の観点からおかしい、売り上げ増の前には利用者の安全などどこまで真剣に考えているのかと思っていた。
こうした中、JR東海が新型コロナウイルスの感染拡大などを受け、東海道新幹線の車内販売で酒類の販売を一時休止すると発表した。JR西日本も1月14日(木)から車内販売での酒類販売を中止している。 JR東日本では1月16日(土)から新幹線車内販売を中止している。さらに上野東京ラインなどのグリーン車でも車内販売を中止している。車内販売でビールなどを買い求め、座席を向かい合わせにして酒盛りをしている人たちをこれまで多く見かけてきた。コロナのあるなしに関わらず周囲には迷惑だったのに、鉄道会社は「旅の楽しさ」という美名のもと販売に力を入れてきたのだ。コロナで止めるくらいならどうして今までやり続けてきたのか疑問だ。
何も混んでいる通勤電車や新幹線で酒を飲む必要はない。向かい合わせにした座席で「社長、まあおひとつ」などと媚びへつらうサラリーマン社会のあさましきヒエラルキーを見せられる周囲の人間の迷惑も考えるべきだ。

★気になる中国コロナの今後

2021年1月26日

中国武漢でコロナ感染が広がりだしてあっという間に世界は悪夢に包まれた。
しかしながら震源地中国がいち早く感染を抑えたことで、世界経済の立て直しの先兵となったことも事実だった。
世界景気が低迷する中で中国経済に期待する声が大きかった。しかし、ここにきてその中国の先行きに不安が出ている。
 
中国当局は20日首都北京で新型コロナウィルスの感染者が7人確認されたことを受け、160万人を対象にロックダウンを実施した。
 20日の感染者7人のうち6人は、南部大興(Daxing)区で確認された。大興区民160万人は、当局の特別許可を取得し3日以内のコロナ検査陰性証明を提示しない限り市外へ出ることは禁止される。大興区人民政府は、50人以上の集会を禁止した他、結婚式の延期と葬儀の簡略化を義務付けた。さらに区内のすべての幼稚園と小学校、初級中学に対し、自宅学習とするよう命じた。コロナ感染者が確認された5地区の住民には自宅待機を命じた。大興区には北京に二つある国際空港の一つがある。
 
日本では強制的なロックダウンが取られず、感染拡大阻止の決め手がない中で中国では今回もいち早く強制手段に乗り出している。この効果がどの程度現れるのかまだわからないが、もし中国で再び感染拡大が大きくなり経済に支障が出ると世界経済の混迷もさらに深まるだけに、目が離せない。

★盛りを過ぎたコンビニ

2021年1月25日

日本フランチャイズチェーン協会が発表した昨年の全国コンビニエンスストアの売上高(速報値)は、新規出店を含む全店ベースで前年比4・5%減の10兆6608億円だった。全店ベースの売上高が減少するのは、比較可能な05年以降で初めてである。新型コロナウィルスの感染拡大の影響で外出自粛の傾向が強まり、オフィス街や観光地にある店舗を中心に売り上げが落ち込んでいる。なお昨年末の店舗数は、前年末に比べて331店多い5万5924店だった。
今回の発表は売り上げ減少をコロナを理由にしているが、私はコロナ前の2019年をピークに平成最大の成功ビジネスであるコンビニは曲がり角に差し掛かっていたと見ていた。その端緒は大阪のコンビニオーナーが本部に24時間営業を続けられないと反旗を翻したことだった。コンビニビジネス最大の特徴は全国の店舗運営、取扱商品、販売価格が本部の統制のもと統一されているところにある。24時間356日無休と言う前提の崩壊は、本部の統率力の低下を意味する。さらに全国統一価格という常識も崩れ始めた。賞味期限接近商品を安売りしたいというオーナー側の要求に一部のコンビニで許容する動きが広がってきたのである。
またレジ袋有料化もコンビニにとってはマイナスだった。サラリーマンがコンビニで昼食を買うときに袋持参で行くということはこれまでは考えにくかった。ぶらりと立ち寄り衝動買いをするというコンビニ特有の購買行動が、袋を持参していないからやめようということになれば、来店回数はおのずから減ってくる。わずか数円の袋代が来店の心理的障壁になれば潜在需要を取り込めないことになる。北海道のコンビニ、セイコマートが引き続き無料で配布できるレジ袋を使っているのも来店客減少の対策上有効だと考える。
こうしたコンビニ業界の内部事情にコロナ問題が加わった。とくに都心部のオフィスビルなどに入るコンビニは、テレワークの影響をもろに受けている。今後コロナ禍が下火になっても一度広まったテレワークの動きは進んでいくと思われる。多くのビジネスに取って代わったコンビニ業界だが、どうやら盛りを過ぎたと考えたほうがいいのではないだろうか。

★電気自動車の進む道

2021年1月25日

中国、欧州、そして日本もガソリン車販売を近い将来打ち切り、脱炭素社会に向けて電気自動車などを普及させていく方向で足並みがそろってきた。
日本の基幹産業として長年経済の牽引車であり、コロナ禍でも比較的好業績産業として位置づけられている自動車産業が今後も存在感を発揮できるか、残念ながら難しい状況だ。
もしガソリン車の天下が続くなら、日本とアメリカ、それにドイツの三強の時代が続いただろうが、新しい電気自動車という土俵になれば中国をはじめ多くの国々が横一線で世界制覇を目指すことになる。
ガソリン車の部品はおよそ3万点あり、それを供給するサプライチェーンがアッセンブルメーカーを頂点に、子請け、孫請け、ひ孫請けの部品メーカーによるピラミッドを構築しており、日本の製造業の三割近くが何らかの形でここに関わっていると言われている。鉄鋼や産業機械メーカーなどだけでなく、いまや繊維メーカーにとってもシートが、コンピューター、ガラスやペンキ、ゴムなどのメーカーにとっても自動車部品が大きな収益源なのだ。自動車の企業城下町の住宅や飲食店といった仕事まで含めれば日本の多くの人々が自動車で食べている。
ところが電気自動車の時代になると部品点数は一気に1万点ほどに縮小する。エンジン系統の部品はほぼなくなってしまう。
簡単に言えばクルマが家電の一部になるわけだ。家電になればかつて日本のお家芸が途上国に奪われたようなことがクルマでも起こる可能性が大きい。
産業構造のピラミッドの規模が三分の一に縮小すると日本経済の雇用もそれだけ減ることを意味する。
一口に同じ自動車産業といっても全く違う風景になってしまうことになる。
脱炭素社会に日本は生き残れるか?
いまだに答は見つかっていない。
アフターコロナの日本をけん引する産業をどう作るか?
事態は深刻である。
 
 

★盛りを過ぎたコンビニ

2021年1月25日

日本フランチャイズチェーン協会が発表した昨年の全国コンビニエンスストアの売上高(速報値)は、新規出店を含む全店ベースで前年比4・5%減の10兆6608億円だった。全店ベースの売上高が減少するのは、比較可能な05年以降で初めてである。新型コロナウィルスの感染拡大の影響で外出自粛の傾向が強まり、オフィス街や観光地にある店舗を中心に売り上げが落ち込んでいる。なお昨年末の店舗数は、前年末に比べて331店多い5万5924店だった。
今回の発表では売り上げ減少をコロナを理由にしているが、私はコロナ前の2019年をピークに平成最大の成功ビジネスであるコンビニは曲がり角に差し掛かっていたと見ていた。その端緒は大阪のコンビニオーナーが本部に24時間営業を続けられないと反旗を翻したことだった。コンビニビジネス最大の特徴は全国の店舗運営、取扱商品、販売価格が本部の統制のもと統一されているところにある。24時間356日無休と言う前提の崩壊は、本部の統率力の低下を意味する。
さらに全国統一価格という常識も崩れ始めた。賞味期限接近商品を安売りしたいというオーナー側の要求に一部のコンビニで許容する動きが広がってきたのである。
またレジ袋有料化もコンビニにとってはマイナスだった。サラリーマンがコンビニで昼食を買うときに袋持参で行くということはこれまでは考えにくかった。ぶらりと立ち寄り衝動買いをするというコンビニ特有の購買行動が、袋を持参していないからやめようということになれば、来店回数はおのずから減ってくる。わずか数円の袋代が来店の心理的障壁になれば潜在需要を取り込めないことになる。北海道のコンビニ、セイコマートが引き続き無料で配布できるレジ袋を使っているのも来店客減少の対策上有効だと考える。
こうしたコンビニ業界の内部事情にコロナ問題が加わった。とくに都心部のオフィスビルなどに入るコンビニは、テレワークの影響をもろに受けている。今後コロナ禍が下火になっても一度広まったテレワークの動きは進んでいくと思われる。
多くのビジネスに取って代わったコンビニ業界だが、どうやら盛りを過ぎたと考えたほうがいいのではないだろうか。

★目標達成すると力が抜ける?

2021年1月22日

大相撲は大量の休場者を出しながらも、何とか途中打ち切りとはならず千秋楽を迎えられそうだ。
この時点ではまずまずだろう。
それにしても横綱は負け越しても休場でも番付が下がらないということは、言い換えればそういう事態になれば自分で引退しなさいと言う意味だったはず。
みっともないよなあ。
みっともないと言えば、それにとってかわるべき大関ってどうしてああなんだろう。
現在の大関にも言えることだが、大関昇進まであんなに強かった力士がひとたびその地位に昇ると、人が変わったみたいに力を発揮しない。
ケガもあるとはいえそれにしても大関から横綱に上がるよりも逆に陥落したほうがいかに多いか。
高安、栃ノ心、琴奨菊、栃東、琴欧州、把瑠都、出島・・・。数え上げたらきりがない。
そんな中で照ノ富士は、どん底まで落ちてからまた舞い戻り、大関目指すと公言しているあたり性根が座っているということか。
 
相撲の話だけではない。
力があるから地位を得たのに、その時が絶頂でその地位で活躍すると思ったらがっかり、と言う人はどこにでもいる。
あなたの会社にもいませんか?
そうそう永田町にもいましたね。

 

 

 ★誰の味方をするわけじゃないけど・・・

2021年1月21日

 
菅さんの評判が悪い。
庶民派、たたき上げなどと就任時あれだけ持ち上げておいて、一転して寄ってたかって叩くのだから、マスコミも相変わらずの豹変ぶりである。
今太閤、角さんにしても、宇宙人鳩山さんにしても持ち上げて、突き落とすくらいなら最初から本質を見極めておけ、と思う。
そもそも菅さんに何を期待していたのだろうか?
庶民派、たたき上げで無派閥だから幹事長を頼りにするのは最初から分かりきったことだろう。
いまさらべったり、なんていうほうがおかしい。
そういうのを「二階に上げて突き落とす」というのだ。(これは洒落である)
官房長官として辣腕をふるった、というがそれは総理大臣の傘があってできることだ。
傘の持ち主がしっかりしていたからこそ、官房長官として仕事ができたのだ。
けっして菅笠が丈夫だったわけではない。(これも洒落である)
GOTOトラベルをなぜやったか、だって?
あれでお客が増えたと与野党こぞって評価していたのに、いまさらそれをいっちゃあおしめえよ。あのときは「さすが」といったじゃねえか。(これも洒落である)
ホテルで朝飯喰ってばっかりで庶民派とは何事だだって?
最初のころはそれで多くの人から情報収集するのが菅流と誉めてたよね。
総理大臣がマクドナルドやコンビニごはんで朝食食べないと納得しないのか?
コロナで困っている人にカネをばらまけってか?
安倍内閣が補正予算で予備費を大きく計上した時は、反対した野党が何をいまさら言うの?
強制力のない緊急事態宣言は甘い、特措法つくれって言ったかと思えば、罰則規定はおかしいって?
罰則規定のない強制力なんてどうすりゃいいのよ?
野党は夜盗のごときもの
マスコミはマスゴミのごときもの
菅は菅でも菅直人内閣がどれだけ東日本大震災であたふたしたか?
あの時の官房長官殿がいま夜盗のトップとはねえ。
えだの方より幹を見る政治をしてほしいものです。

★大寒

2021年1月20日

今日は大寒。暦の上で、一年で最も寒い時期を迎えた。
今年は暦通りに寒い冬のようだ。ただ赤城山も榛名山も初冠雪は例年より遅かったという。晴天が続くが、やはり吹く風は冷たく痛い。
コロナのこともあり、どうしても運動不足になりがちということで、陽ざしのある時間帯を選び、散歩に出かけることにしている。
ほとんど人に会うこともなく、感染の心配はまずなさそうだ。
陽だまりに猫が数匹たたずんでいる。
近所の人が餌をやっているようだ。
私が近づいても警戒心もあまりないようで、知らんぷりを決め込んでいる。
猫を見ながらベンチに座る。
ちらりと一瞥、早くいけよという顔をしているが、こちらも素知らぬ顔で俳句つくりに励む。
ヒトとネコが微妙な間合いの中に存在する。
ベンチの前に蝋梅が咲き誇っている。香り漂い、寒さの中にもやがて春が来ることを精一杯ささやいている。ロウ細工のような梅に似た花だが、梅の種類ではない。
散歩ついでにスーパーに入る。
節分用の豆が前面に出ていた。
そして恵方巻の予約にチョコレート。冬枯れの時期、何とか販促の糸口を手繰ろうと努力している。
そういえば先週末には駅弁を集めていた。
新宿の某百貨店には及びもつかないけれど、それでも北海道や東北の駅弁を買い込む家族連れがいた。地元で1000円の駅弁を、運んできて同じ1000円で売るのだから経費を考えれば採算は合わないはずだが、それでも人集めの願いを込める。
商売は人を集めてなんぼなのに、人を集めると白い目で見られる時代である。
冬枯れの時期は今少し続く。
春まで待たねば、
春まで持ちこたえられるか、
厳しい寒さをこらえる日々がまだ続く。

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