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★どう考えても無理だ

2021年1月12日


大相撲横綱白鵬がコロナ感染のため入院した。多数の休場力士で初場所は取組編成さえ難しい状況だ。相撲部屋という集団生活ではコロナ感染拡大を阻止することは難しそうで、相撲協会は今年も前途多難が予想される。
またバドミントンでオリンピック金メダルが期待されていた桃田賢斗選手が海外遠征に出かける直前空港でのPCR検査で陽性となり、選手団全員のタイ遠征がキャンセルとなった。
 
こう考えるとこの夏のオリンピック・パラリンピックの開催はやはり相当難しいと思わざるを得ない。
相撲と同様の密着競技であるレスリングや柔道、ボクシング、ラグビーなどの競技を開催できるのか?
ひとりでも陽性者が出た場合チーム全員が出場できないとなれば、競技が成り立つのか?
たとえ無観客で開催しても、選手村で共同生活をする選手たちの感染をゼロに抑えることなど可能だろうか?
日本国内では2月末からワクチン投与をはじめ、それが行き当たったうえで効果を検証し開催を決定するのはとても間に合うまい。
まして世界から選手を呼ぶのである。発展途上国などではワクチンはまだまだ先の話だ。各競技の世界各地の予選をどうするのか?
 
昨年延期を決定したのは3月の聖火国内リレー直前だった。
今年も同時期に決定するとすればもう2か月しか時間はないのである。
これはどう考えても無理な話だろう。
IOCのごり押しの前にオリンピック開催を国民の命を守ることと引き換えにしようというのでは、日本国政府の統治能力を疑われても仕方がない。
その結果開催中に感染拡大を招けばこれは世界のもの笑いだ。
この国が日本国民のためにあるのか、基本的立ち位置が問われている。