2021年1月17日
2021年1月12日
2020年12月14日
2020年11月30日
2021年1月17日
第一報を取材に向かうカーラジオで聞いた。
夜の「ワールドビジネスサテライト」の生放送を終えた後、帰宅のハイヤーの運転手にそのまま神戸に向かうように頼んだ。
翌日大混雑で神戸まではたどり着けず、西宮の小学校の遺体安置所から生放送、二日目ようやく停電で真っ暗なままの神戸から放送を出した。
それから2週間、乗り付けたハイヤーをねぐらに、食糧を大阪に買い出しに行きながら取材と夜の放送を出し続けた。
1995年、1月17日。
阪神淡路大震災のことが昨日のことのように思い出される。
実はその三日前の14日神戸に取材に行ったばかりだった。
その時泊まったホテルは倒壊していた。だから他人事ではなかった。
地震から五日目、コンビニもファミレスもどこも開いていない神戸市内で、「おでん定食あります」の貼り紙がある喫茶店を見つけた。
老夫婦が経営する地元店は、日銭商売だから必死に具材を集め、卓上コンロでおでんを作っていた。
旨かった。
久しぶりに食べる温かいご飯に生き返った思いだった。
★暗闇の 被災神戸で いただいた 真夜中のおでん こころに染みた
昨年NHK短歌で入選したこの短歌はこの時のことを詠った。
あれから四半世紀以上が過ぎた。
トップページ | 今週のズバリ | ブログ | テーマ別企業紹介 | 企業ニュース | メルマガ登録 | 西村晃紹介・講演
プライバシーポリシー | コンタクト | サイトマップ