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2021年2月26日

★コロナ禍による天国と地獄

2021年2月26日

★足利の山火事

2021年2月25日

★50万人と7500人

2021年2月24日

★息子よ

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★コロナ禍による天国と地獄

2021年2月26日

日本の株価が好調なことに疑問がないわけではない。
証券マンはテクニカルなことを解説し、3万円突破の正当性を説明する。
しかし、そう言われても疑問なのは日本には「GAFA」のような時代をけん引する産業が見当たらないということである。かつてのITバブルでもそうだったが、アメリカでは時代の花形産業が株価上昇をリードしてきた。コロナワクチン製造の医薬品メーカーの株価が上がるような国と、今の日本の産業構造には大きな差があると思わざるを得ない。
また業績絶好調というネット企業にしても、これまでの製造業や小売業と違い雇用吸収力に大きな差がある。ネット企業が全国に店舗展開する小売業を駆逐しても、小売業が雇っていた多くの労働力を吸収してくれるわけではない。
コロナは経済の二極化を促進すると言われる。
コロナにより業績絶好調になる一部のビジネスと、もろに影響を受ける多くのビジネスが存在する。
 
このことで最近特に意識していることがある。
私の二つの古巣であるNHKとテレビ東京の経済報道の色合いの違いだ。
まずテレビ東京の経済ニュース報道は大変活気がある。何しろ株が上がれば親会社の日経新聞の購読者が増えるという体質の会社である。株価3万円はさらにいくらまで上がるかという専門家の見方を次々に紹介しているし、業績絶好調の企業の取材にも余念がない。
テレビ東京が得意とするのは大手町の回覧板と言われる親会社と同じく日本を背負って立つ大企業とくに製造業の取材であり、ベンチャーと言ってもIT系の成長企業の紹介である。
だから日本経済全体の景気が悪くても、基本は「株価3万円寄りの報道姿勢」なのである。
それに対してNHKの報道は「人・個人」が基本ベースだ。
もともと企業名を出すことに抵抗を覚えるNHKだからたとえ大企業を取材するにあたってもそこに勤める「人・個人」から描くという手法を職員教育している。
今の経済は「人・個人」を中心に考えれば不安だらけだ。
個人経営の飲食店、ホテルマンや観光ガイドなどサービス業に従事する人は、明日の生活費にも不安を感じている。
リストラした企業の株価は上昇期待とテレビ東京は明るく報じても、リストラされた人の生活は不安とNHKは報じる。
どちらの報道姿勢が正しいかと言いたいのではない。
コロナによる二極化を企業の視点から見るか、個人の視点から見るかで大きく意味合いが異なるということだ。
私は後輩たちがつくる二つの放送局の経済ニュースを交互に見て、その本質を見極めようとしているが、コロナ1年を経てますますその乖離を感じる今日この頃である。

 

 

 

★足利の山火事

2021年2月26日


栃木県足利市は、足利学校や国宝鑁阿寺(ばんなじ)など歴史に彩られた町だ。
渡良瀬川が美しく流れ、最近は「あしかがフラワーパーク」のフジの花も人気を集めている。
栃木県でも西部に位置し、群馬県とも接している。
その足利市で起きた山火事が広がり、避難住民の数も増え高速道路も通行止めになった。
春先は季節風も強く乾燥していて山火事が起きやすい条件が揃う。日本だけでなく海外でも大きな山火事のニュースは毎年のように伝えられる。ただ自然発火が多い大陸的な山火事と比べると日本の場合は焚火やたばこの不始末など人為的な原因が多いという。
今回も目撃者情報では焚火との関連性が指摘される。
地震にコロナに山火事まで気の休まることはないが、お互い周囲を見回し注意を怠らないようにするしかない。
足利は昨年まで盛大な「歩き愛です(あるきめです)」イベントを開催していた土地でもあり、市長はじめ市役所職員、商工会議所など大勢の知り合いがいるところだけに他人事ではない。まして群馬に住むようになり車で1時間かからない至近の地でもある。
一刻も早い鎮火と、皆さんの無事を祈りたい。
 

★50万人と7500人

2021年2月25日

日本でコロナにより亡くなった方は7500人あまり。
この数は決して少なくない。阪神大震災の死者が6000人余りだったからこれを上回る。
ただアメリカの死者は50万人だから桁が違う。
それなのにトランプ前大統領は失政を認めず、感染対策を自画自賛さえしていた。
バイデン大統領が追悼式で沈痛な表情で哀悼演説をしたのを見て、ようやく常識をわきまえた人に政権が引き継がれたと思った。
これは政策以前の人の質の問題である。
それにしても50万人とは、第一次・第二次大戦とベトナム戦争を合わせた死者を上回るというから、まさに100年に1度の大災害と言うべき惨禍である。
マスコミや野党が日本政府の対応を批判するのは簡単だが、私はこれまで医療と経済の両立を可能な限りうまくやってきたと思っている。
まず感染による死亡者を最小限に抑え込んでいること。
十分ではないとしながらも雇用調整給付金、休業補償、事業継続融資などによりこの一年間の倒産件数を前年以下に抑えていること。
経済の破局を食い止めるべく豊富な資金供給を行い、例えば株価が底割れせずむしろ上昇していること。
こうしたことはもっと評価されていいと思う。
誰が舵取りをしてもこの初めての難局で100点を取るのは難しい。
日本は全体主義的強行政策がとれないのだ。
そんな中で、とりあえず1年間で7500人の死亡者で抑えたことは他国と比べればよくやっているほうだと思う。
ただ、私はこれからが大変だと思う。
1週間で医療従事者1万人に一回接種したワクチンを、対象の日本国民に二回接種を終えるということをなるべく早く達成することは並大抵ではない。
世界を見渡せばワクチンの奪い合いだ。
未接種の国が100か国を超えると言われる。
いかに必要量を確保するか。
また全国への配送と接種会場の確保、順番整理などロジスティックスの課題は山積している。これを無事にやり遂げるのはいつのことになるか?
私は、年内は難しいと思っている。
ワクチンが効果を発揮し、日本からコロナの心配が消える日が来るのはいつか?
国民が平常の暮らしを取り戻す日はいつのことか?
全治5年、つまりあと4年はかかるというのが1年前からの私の予想だが、全治5年では足りないかもしれないとさえ最近思い出した。
コロナの恐怖から抜け出し、マスクなしで皆が通常生活を送る。多くの外国人がまたこの国を楽しみにやって来る。
そんな日は全治5年では、到底無理だと思う。
ここまでは日本国政府は頑張ったほうだと思うが、果たして4年後にそう言い切れるかはわからない。
 

★息子よ

2021年2月24日

おまえも社会に出てもう相応の年月が経つ。
いつまでも親の七光りと言われるのは、恥ずかしいと思わなければならない。
自分の仕事に親の名前など出すのはもってのほかだ。
たとえ上司から「君の親父の名前を出せば役人だって会わないわけにはいかないだろう。接待費はこの際いくら使ってもかまわないから。監督官庁の役人をもてなしてくれ」などと言われても、「父と私は別の人格です。今の私は父とは関係なく自分の実力で仕事をしています。確かに入社の経緯に父の後押しがあったことは否定しません。しかしそれから何年もたち、自分の力で仕事をしています。父も立場を気にしなければなりません。どうかご容赦ください」と言わなければだめだ。
そんな事いまさら父親に言われなくても、自分で考えられるだろう。
早く本当の意味で独立してほしい。
今私もいろいろ苦労している。
これ以上親に迷惑をかけるのは慎んでほしい。
                           父より

★顔認証、自動運転バス体験乗車

2021年2月22日

いま前橋市で全国初の画期的な実験が行われている。5Gを活用、路線バスを使っての自動運転だ。しかも顔認証によりキャッシュレスの乗客を捕捉するという先進的な試みである。
これは前橋市、群馬大学、地元バス会社などが協力して行っているものだ。完全な無人運転は法的に認められていないため運転席にバス運転手が座り必要に応じて手動運転に切り替えられるようにしている。さらに群馬大学次世代モビリティ社会実装研究センターに設置された遠隔管制室で担当者が遠隔監視を行い、自動運転だけでは判断が難しい時に対応している。
バスは時速19キロで車体にカメラや障害物を検知するレーザーセンサーなどを装着、信号の色や周辺状況に応じてアクセルやブレーキなどを制御する。5G(第五世代移動通信システム)により安全性と効率性が向上、顔認証機能によってキャッシュレス乗車も目指している。
このバスに私はモニター乗車した。
モニターになるためにはまず市役所で登録が必要だった。顔認証用の写真を撮影してマイナンバーカードの顔写真と照合、本人確認したうえで登録する。こうすればバス乗車時に備え付けのカメラに顔を撮影させることで、私であることをバスが認識、実証実験中はモニター登録者は無料で乗車できる。
バスは「けやきウォーク」というショッピングセンターのバス停をスタート、ショッピングセンター内の駐車場内をゆっくり動き出す。たくさんの車が並んでいるし、車の間から子供などが飛び出す可能性もある。低速で慎重に動く。運転手は万が一備えてハンドルのそばに手を携えて待機している。
通りに出るとスピードが上がる。車線変更、信号停車、方向指示器をだして曲がることも問題がない。今回はJR前橋駅経由、上毛電鉄中央前橋駅までのおよそ10分ほどの路線での実験だった。
駅とショッピングセンター、あるいは駅と病院など近距離でそれほど利用者は多くなくとも地域の足として廃止できないという路線が今後ますます増えると予想される。こういう条件で自動運転バス、顔認証パスの運行は可能性が大きいと思う。体験してみて、前橋のような地方都市でのニーズをにらんでこの実証実験を行っている意味が理解できた。

★「縁日そぞろ歩き風 仲見世冷やかし風」消費の終焉

2021年2月19日

先日東京都心の百貨店を覗いてみた。
手のアルコール消毒と検温機械が設置されているため入口は限られている。しかしそれでも行列などできないくらい客は少ない。特に平日の客の主役は中高年だが、その人たちほど外出を控えている。
店内は閑散、どの売り場も立ち止まっている客は少ない。
それでも比較的賑わっていたのがバレンタイン商戦のチョコレート特設会場だった。ただここも往年のように足の踏み場もないほどごったがえし、ブランドチョコ売り場前には行列、といった状況には程遠い。日本でこのイベントが定着してから最低の集客かもしれない。
義理チョコと呼ばれる職場などで配るチョコ需要は大きく減るに違いない。
売り手にとって数量的にこれはバカにならないだろう。テレワークや非接触、ソーシャルディスタンスという風潮は義理チョコ市場に決定的なダメージをもたらすかもしれない。今年だけに限らずこれを機にこの「風習」をやめようという機運が一気に高まるに違いない。
おもえば今日の経済は不要不急と衝動買いで成り立っていた。
あえて言えば「暇つぶしの経済」だった。
用もないのに繁華街をぶらつく、百貨店などに立ち寄ってみる。
人だかりにつられてついつい買ってしまう。
「縁日そぞろ歩き風、仲見世冷やかし風消費」だったのである。
友人からの情報で、噂の店に行ってみるといった消費行動がなくなれば、経済は回らなくなる。高度資本主義の時代の典型的な消費行動がコロナ禍で抑制されたということだ。
いまは「巣ごもり特需」で潤っている企業もある。しかしそれも一巡すれば次第に終息するはずだ。そうそう家庭でパソコンや仕事用の椅子を買い続ける必要もないだろう。
後期高齢者の爆発的増大、勤労者所得の減少、ライフスタイルの変化、外国人消費の消滅・・・。
日本の消費市場を取り巻く環境はことのほか厳しい。
 

★雨水

2021年2月19日

18日は雨水。降る雪が雨に変わる頃である。
列島はまだところにより大雪に見舞われているところもあるが、日一日と日脚が伸び、風ぬるみ少しずつ春を感じられるようになってきた。
驚くことに前橋に引っ越して3か月近く、まだ市内で傘を使った日は一日だけだ。
雪はおろか雨が降ったのも一日だけなのだ。
それでは渇水の心配があるかと言えば、群馬県でも北部にあたるみなかみ町などでは大雪になっており雪解け水が利根川を潤しているので、まず前橋で水不足は考えにくい。かりに利根川上流の群馬が水不足なら東京はもっと大変な事態だろう。
東京など関東南部も冬は晴天が多いが、実際に住んでみて前橋は東京以上に雲一つない晴天の日が続くことが分かった。
私が群馬に引っ越したと言うと、「雪で大変でしょう」と憐れむ声を多くいただいた。
皆さんニュースを見て誤解されているようだ。雪が多いのは群馬県北部で、南部に位置する前橋は雪はほとんど降らないのである。
「寒くて大変でしょう」という同情の声も多いが、実は暖房もよほど朝の早い時間でもない限り使っていない。横浜の家にいたころは一日中暖房の世話になっていた。
我が家は南向きで一日中陽がさし、暖房どころか蛍光灯も昼間は必要としない。
この冬は光熱費が大助かりである。
東京に暮らす以上に梅の開花や小鳥のさえずりに囲まれ春の訪れを実感している。
住んでみないとわからないことは多いものである。


 

★株価3万円に思う

2021年2月18日

株式市場に関心が集まっている。
30年ぶりの日経平均株価3万円超えに沸いている。
日銀などの公的資金が投入されているだけでなく、コロナでばらまかれた補助金で株を買っているという人もいるという話も聞く。
業績がいい企業の株が上がるのはまだしも、最悪の業績を発表した企業の株まで、業績回復を織り込んで「悪材料出尽くし」で上がっていると、証券会社は言う。
「買わないリスク」と証券会社が言い出すと、そろそろ危ないなと私は個人的に思う。
30年前、バブル崩壊の日々をNHKスペシャル取材班で連日追い続けていた。
当時はどんな悪材料でも株価は「悪材料出尽くし、買わないリスクで後悔する」という証券マンの言葉通り上昇していた。
89年12月29日大納会で38915円の最高値を付けた後、5日後の90年1月3日の日経新聞恒例新春経営者アンケートで多くの経営者が「年末には5万円」と回答していた。この新聞が出た翌日の1月4日大発会から株価の暴落が始まり、今日に至った。
いままたテレビでアナリストが年末には最高値更新間違いなし、近々8万円も夢ではないと景気よく言っていた。
このアナリストがまだ社会人になる前だったろう1989年の当時の先輩たちと彼は同じようなことを言っているわけだ。
1989年当時の証券マンの多くはバブル崩壊の過程でこの業界から消えていった。

 

★新幹線は安全か

2021年2月17日

冬の朝の都市型地震だった1995年1月17日の阪神大震災は午前6時46分という発生時刻の幸運さが印象的だった。6時を過ぎていれば新幹線も動き出していたので脱線転覆といった事態も想定された。
13日に発生した最大深度6強という東北の地震の発生は23時8分。まだ新幹線などが走っている時刻である。福島県内の東北新幹線の架線を支える電柱が曲がって不通になった。幸いにも事故には結びつかなかったが一つ間違えば大惨事になる危険があったはずだ。2004年10月の新潟県中越地震では上越新幹線が脱線する事故が起きた。また地震ではないが2019年台風第19号により長野県の千曲川堤防が決壊。隣接する北陸新幹線の車両基地「長野新幹線車両センター」が水につかるという被害も記憶に新しい。
日本では新幹線の安全神話は絶大なものがある。しかし災害などによる事故が絶対怒らないという保証はない。近年は台風などが接近するとあらかじめ計画運休する措置が取られるようになった。利用者から見れば台風被害が結果として空振りに終わることもあるだけに不便さに不満を持つ向きもないわけではない。しかし万が一の事態が起きた時のことを考えれば、これは仕方がないと受け入れざるを得ない。
特に山形と秋田の新幹線は在来線を走り単線区間もあり倒木や雪の被害もあるし、専用軌道を走る新幹線以上に危険と隣りあわせだ。何しろ踏切に立ち往生している車があっても不思議ではないのだ。
災害はないに越したことはないが、いつどこでも起こりうるという前提で細心の注意を払ってほしい。

★細心と、すこしの楽観と

2021年2月16日

昨年新居を購入するときに地盤調査データを調べたところ、相当に固いというお墨付きをもらった。
海なし県で津波がないこと、新幹線や高速道路のアクセスが複数あり万が一の時リスクを分散できることなどを念頭に、群馬県前橋に晩年の居を定めた。
先日夜の最大深度6強の地震の際、群馬県南部も震度4を記録した。
私はすでに就寝中だったがケータイの緊急アラームに驚いて起きたものの実際の揺れは震度2くらいだろうと思ったものだった。
初めての場所に暮らすと当然自然災害の際の被害の可能性がまず気になるが、
今回の引っ越し先に関する限り、まず一安心している。
それにしても、地震や風水害が絶えず迫りくる中にコロナまで加わった昨今だ。
安全に暮らすということが、とても難しいことであると、多くの人が感じている毎日である。私自身日々無事に過ごすということがいかにありがたいことかこの年齢になると切実に感じるようになった。
できる限り周囲に注意を払うが、さりとて神経質になりすぎてノイローゼになっても仕方がない。人知を尽くしたうえであとは楽観的に楽しく過ごす。
そういう切り替えができることこそ長寿の秘訣ではなかろうか。
 

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