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★全治5年では済まない?

2021年2月 7日

政府観光局が発表した2020年の訪日外国人数(推計値)は、前年比87.1%減の411万5900人だった。
世界各国での出入国規制が響き、訪日客は1998年(410万6057人)以来22年ぶりの低水準。政府が掲げた20年の訪日客目標4000万人の1割程度にとどまった。 
昨年はコロナ感染拡大前の1月、2月はほぼ平年並みだったわけだから、以後10か月がほぼゼロに近かったわけである。
もし本年が通年で現在の状況が続けば、まるで鎖国の時代に逆戻りしたような状況となる。
 
私はコロナは全治5年と言い続けているが、外国人観光客がコロナ前の水準に戻るのはとても5年では無理で、10年単位で考える必要がある。
近年外国人観光客が増えていた最大の理由は世界的なLCCブームとクルーズブームのお陰だったからだが、LCCは経営基盤が弱くコロナ禍で破綻が相次いでいるし、クルーズ船の人気回復には相当な時間がかかると思われるからだ。
日本では全治5年の間に一段と高齢化が進み、団塊の世代が後期高齢者になる。
消費人口が大幅に減るのを補っていたのが外国人観光客だった。
その外国人に期待ができなくなれば、日本の消費のパイは相当な縮小を覚悟せざるを得ない。
経済の落ち込みは全治5年では済まないかもしれない。