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★観光地の惨状

2021年4月 1日

高野山から京都を巡った。
高野山は桜のつぼみも膨らみ水もぬるんで下界よりやや遅れて春の訪れを感じられるようになっていた。
奥の院に続く参道も小鳥たちのさえずりの中、気持ちよく散策することができた。
しかしながら、観光客の姿は少ない。
世界遺産を訪れる外国人は皆無に等しかった。
京都も満開の桜を愛でて日中こそ名所は人出で「密」が心配、とニュースで取り上げられてはいるが、日が暮れると繁華街を歩く人も実はまばらなのだ。
夜の祇園も暗く人が歩いていない。
本来ならば冬の厳しい寒さで鈍っていた観光の人出を取り込むかき入れ時到来なのに、である。
気になるのは商店街の衰退だ。
観光都市が干上がること一年、さらにこの町に多い学生もオンライン授業で出歩かなくなっている。
長期休業、そして廃業の貼り紙をしてクローズしている店のなんと多いことか。
開業間近まで準備したまま、オープンを見合わせているホテルなどもあちこちにあった。
 ある新聞に、衰退してゆく産業を補助金などでなまじ救済すると、淘汰が進まずゾンビ企業をいつまでも生き残らせることになり結果的に良くないと書いてあった。
ゾンビで悪かったなと、憤慨した。
そんなことを書く記者に、観光や小売りサービスで働く人々の苦境など理解できないだろうと切歯扼腕している。
製造業を中心に考える発想ではこういう意見になるのだろうが、今や日本の就業者の7割以上が小売りサービス業である。中でも観光産業は地方経済の生命線だ。東京大手町からだけの目線で経済を語ることなかれということだ。