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★マーケティングとは買う気のない人に買わせる知恵

2021年4月 5日

嵯峨野トロッコ列車に乗ってきた。
旧山陰本線の線路を利用して、京都の嵐山、保津川を見ながら景観を楽しむ7キロ余り、およそ25分の旅だ。
沿線は桜が満開、開業30年を迎えるが人気は相変わらずの様だった。
国鉄民営化で生まれた第三セクター鉄道はどこも苦戦が続いているが、その中にあって嵯峨野観光鉄道は健闘している。
乗客は春には満開の桜、秋には紅葉を楽しんでいるが、実は閑散期に社員たちが修景事業として植林しているものも多いことを乗客は知らない。車掌の観光ガイドアナウンス、運転手のシャッターチャンスポイントでの停車、記念撮影のための乗務員のサービスなど社員たちの努力もあっての人気なのだ。
何しろ観光列車は必要に迫られて乗る人などいない。JR駅の改札外まで出向き「今なら座れますよ」と助役自ら「客引き」までしている経営努力には頭が下がる。
駅構内の売店・土産物店はもちろんジオラマやコンサートホールまで設置し、魅力のアップでリピーターを呼ぶ仕掛けにも余念がない。
マーケティングとは買う気のない人に買わせる知恵のことを言う。