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入学式が真っ盛り、昨年は緊急事態宣言下中止に追い込まれたところも多かったようだが、今年は人数を絞るなどして何とか催行している学校が多いようだ。
 
今年東京の大学は軒並み出願者数が減少したという。
地方から東京の大学に入ってもオンライン授業が多くせっかくのキャンパスライフを満足ゆくように送れないならば、都会より地元大学に入ったほうがいいのでないかと考えた受験生や親が多かったらしい。
確かに高い家賃や生活費の仕送りをしても、大学に通えない、アルバイトもできないならば都会暮らしの意味はないと判断されてもしかたがない。
 
昨年ある経済誌の大学特集で東京の有名大学の学長が「授業料は学士の資格を取るための費用であり、オンライン授業であっても減額することはない」と論じていた。
ずいぶん強気で、学生や親の気持ちに寄りそう気はないらしい、と感じた。
大学は卒業資格を取るためでなく、サークル活動や友人たちとの出会いがその後の人生に大きな糧になるはずだ。そもそも学費だけでなく施設利用費まで取っておきながら一年ほとんどオンラインとは、納得いかないのが普通の感情だろう。
その後学生たちからもオンライン授業に対する不満が出たようでこの春からほとんどの大学で対面授業の比率を増やす方向になっている。
このままでは学生と親の不満が募り、志願者数の減少に歯止めがかからないという危機感がようやく表れたものと理解できる。
もちろんだからと言ってキャンパスでクラスターが発生していいわけがない。安全なキャンパスライフには大学側だけでなく学生側にも努力と注意が必要だ。
 
大切な青春の1ページがコロナで翻弄されるばかりとならないことを祈りたい。