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今週のズバリ

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大戸屋的外食産業 好調の背景

2016年4月18日

外食産業には使い勝手によっていくつかのパターンがあります。

朝食利用、ランチ利用、居酒屋利用 、ディナー利用といった時間帯で使い分けするもの。

あるいは結婚記念日や接待で利用するハレの日仕様から日常の食事利用と店によってTPOの使い分けがあります。

そうした中でファストフード系はコンビニに食われて概して苦戦。

居酒屋系も不振というなかで「大戸屋的定食産業」は比較的元気なようです。

定食屋と言ってもサラリーマンのランチ対応というロケーションもありますが、とくに郊外の店舗でシニアを中心に利用する店が好調と言うのが最近の傾向のようです。

リタイア後のお父さんの昼ご飯を準備するのはお母さんにとって苦痛、

また少人数家族では煮魚やてんぷらなどはしなくなった、

そういう人たちの食の外注化が進んでいると思われます。

塩分控えめ、五穀米など健康に気を使った文言もメニューに目立ちます。

ハレの食事の回数は減ってもせいぜい1000円前後で、家では調理しづらいメニューが食べられるならばそれほどの贅沢でもない。

ハレでもケでもない需要と言えそうです。

爆買いの次に備えよ

2016年4月11日

政府は2020年の外国人観光客誘致目標を現在の2倍の4千万人に引き上げるそうです。

1億2千万人の国民といっても、実際に消費購買の主力は生産年齢人口ですからざっと8千万人くらいです。
仮に外国人の消費が4千万人分上乗せされればこれは相当な購買パワーといえるはずです。

現在のいわゆる爆買いは団体ツアーで来て、限られた時間内に限られた店で買えるものを買いますからまだ範囲は限定的です。

しかしこれは今後大きく変容します。

かつて日本人も海外旅行ブームが到来した当初同じようなことをしました。

昭和50年代、ジャンボジェットが就航したころから始まる海外ツアーブームで、シャンゼリゼのブランド店はどこに行っても日本人だらけと言われました。

ツアーの限られた買い物時間では飽き足らなくなり、その後日本人も個人で旅行を楽しむようになってゆきました。
いまアジアで起きている海外旅行ブームも似たような面があります。

最初はツアーで来て爆買いをしますが、だんだんそういうことには満足しなくなり個人で何回も日本に来たいと思うはずです。

特に日本は亜熱帯の国が多いアジア各国から見ると、四季があり、季節により様々な楽しみ方ができる国です。食べ物も季節によって違いますし、祭りなども豊富にあります。

最初は団体で入門編、応用編は個人で何回も国内各地を巡る・・・。
そうした循環がすでに始まっています。

桜に限らず季節により違う花が楽しめる日本は、それだけでも外国人には驚きなのです。

そう考えると、インバウンド経済はまだ始まったばかりです。

生かさず殺さず

2016年4月 4日

医者からこう言われています。
たとえば、天ぷらそばならば、天ぷらは油だから避けてください、そばは糖質のかたまりだからやめましょう、おつゆは塩分多く避けてください。

ご飯は糖質ですから避けてください。
パンもやめたほうがいいですね。
ラーメン? 脂っこいからねえ。

焼き魚は塩が、煮魚は醤油が濃い、刺身は何もつけないならいいかなあ。
サラダはドレッシングやマヨネーズは避けましょう。
たんぱく質とるのに豆腐や納豆がいいですが、高血圧に醤油はだめなんです。
全体にいまより食事量を三分の一にしてください・・・・・・。

何も食べるものないですねえ、と私。

食前食後の薬は飲み続けてくださいね、だって。

生かさず殺さず、というわけか。

ちなみに眼科医からはこうも言われました。
「なるべく眼を使わない生活を心がけてください」

医者って頭がいいんだか悪いんだか・・・・。

日本の最大の輸出商品は「電鉄経営」

2016年3月28日

久しぶりにタイに行ってきた。
バンコク市内は自動車洪水でまったく時間が読めない。
かつてはバイクの行列だったこの国も自動車の普及が進んだ。
その大半は日本車である。
高速道路も整備されてきたとは言え、まだまだ追い付いていない。
地下鉄や高架鉄道もできてはきたが、輸送能力はとても足りない。

タイに限らず今後途上国が最も日本に求めているのは「私鉄経営」だと思う。

戦後東京や大阪がいち早く発展できたのは、私鉄各社が電車を走らせるだけでなく宅地開発や、百貨店、スーパーなどを沿線に並べ、遊園地をつくり、バスやタクシーを走らせたことによる。
こうした経営スタイルは阪急の小林一三以来のものであり、日本独自のものだ。

この経営手法をアジアに移転すれば、結果として大きな輸出が生まれる。

これはほかの国にはまねのできない日本のオリジナル商品なのだ。

日本的ライフスタイルの輸出、これこそこの国の生き残り方だと思う。

最後の大勝負

2016年3月 7日

住宅メーカーは来年消費税が引き上げられる前が最後の勝負という認識で一致している。

職人不足もあり戸建ての場合ならば、今年夏までに契約をしておかなければ来年消費税引き上げ前の引き渡しは難しいかもしれない、と思われここ数ヶ月が勝負どころとなるわけだ。

そして駆け込み需要のあと、業績の戻りはもう期待できない、と読む。
若い世代の住宅取得を手伝っていた「GS世代」の懐が株価下落などで余裕がなくなっていること、今後住宅取得の中心になる30代が就職超氷河期世代で非正規雇用が多いこと、そして何より合計特殊出生率が2.0を大きく割り込んで以降の世代、つまり夫婦どちらかが一人っ子の可能性が高く、親の家の相続権を持ち、自分で苦労して家を建てなくてもよい人たちなのだ。

買うべき人は税率引き上げ前に買ってしまうだろう、というわけだ。
それだけに今年は「最後の大勝負」である。

来年の消費税引き上げ延期も取りざたされるが、それを睨んだ最後の大勝負が始まっている。

他が成功したらやります

2016年2月29日

「GS世代研究会」でいろいろな提案を持って各企業を回ると、面白いほど類型化された反応が見られます。
中小企業や地方企業では「おもしろいですね、是非やりましょう」と前向きなのに、大企業や自治体に行くと「おもしろいですね、どこか成功事例が出たら教えてください、それから社内に提案します」と言うのです。
つまりおもしろいから他がやる前に自分からやりましょう、とはならないわけです。
中小企業なら、どこかがやる前にうちが成功させなければと必死です。

しかし沈まない船の乗組員たちは、「余計なことをして万が一に成果が上げらなければ自分の出世に響く。余計なリスクは禁物」と考えているようです。
「他の成功例があれば社内を説得しやすい」という言い草自体、上司も同じ穴のムジナと分かっているからでしょう。
やるやらないどころか、新しいことを提案しただけで上司から疎まれるとさえ、社外の人間に口外するくらいですから日本を代表する大企業の病は相当進んでいます。

みんながこう考えている組織ってだいじょうぶですかねえ。
沈まぬ船って言うけれど、みんながこんなこと考えていると肝心の国が沈んじゃうんじゃないですかねえ。

昔私がよく知っている国では、「やってみなはれ」と何でも挑戦させようという経営者がいたそうです。
その後この国が経済成長したのもこんな風土があったからこそと言われています。

中小企業が大企業になるのはこうした挑戦心があったからこそです。
大企業が滅びるのは、挑戦心を失うからです。

この国の衰退が見えますね。

私は一足先に重い石の下で長い冬眠に入りますから関係ありませんけれどね。

緊張感や切迫感がないのは幸せ?

2016年2月22日

2月の東京に全国から受験生が集まって来ていたのはいつ頃までだったでしょうか。
大学受験生が慣れない東京で右往左往するという風景、最近は見かけなくなりました。

18才人口が減り、浪人が減り、大学のほうが学生の確保に追われだし、通年でオープンキャンパスをやり、AO入試などと称して推薦や面接だけで事実上合格を早めにだすから2月前に勝負がついているという人が多くなりました。
またここにきて人手不足が深刻で新卒採用も比較的順調、アルバイトさえ引く手あまたのようです。

進学や就職の苦労がないという社会は悪いはずがありません。
ただ、一方で今の若者を見ていると緊張感がないというか、真剣に考えなくてもなんとなくレールが敷かれているという安直さを感じるのは私だけでしょうか。

いざ勝負!
などと気負わなくてもやっていかれてしまいます。
うらやましいと思う反面、精神を鍛える場がないのでは、ひとたび難局を迎えたときにそこに立ち向かう気力があるのか、と思ってしまいます。

大きなお世話なのかもしれません。
ただ私自身は、大学受験にしても就職試験にしてもなんとか狭き門に入ろうと努力したあの時代は、今懐かしく思い返されるし、その後の人生の糧になったと思っています。

きみまろは言います。
「安心してください、今の若者が社会の第一線に出るころ、あなたは重たい石の下でながーい冬眠生活に入っていますから」

「GS世代」の新しいトレンドか?

2016年2月15日

幕張で行われたキャンピングカーのショー、大変な賑わいでした。
まず会場に犬を連れてきている人が多いこと、ペットとの旅行に対する潜在需要の大きさを感じました。
そもそもキャンピングカーというネーミングが大変な誤解を生んでいると思います。
多くの人は、テントで寝たり、飯盒炊さんをイメージしているのではないでしょうか。
クルマに中で2~4人は寝られ、キッチンに場合によってはトイレやシャワーまでついた車まであります。
発電機があり、エアコンにテレビに電子レンジ、コンセントも備わっています。
そのうえ近年はサービスエリアや道の駅あるいは大型温浴施設の駐車場などでも寝泊りができるので食事に風呂、トイレなどに困ることもほとんどないようです。
リタイア族はもちろんのこと、週末一人で出かけたいお父さんが軽自動車を改造したキャンピングカーをレンタルするという需要もあるそうです。

新しいライフスタイル提案を感じました。


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もう一度言います 今年は大変な年

2016年2月 8日

1月4日に去年はナギ状態の日本の政治経済も今年は大変な年と、この欄で書きました。
ひと月がたち早くもその兆候はあちこちに出ています。

ただ、こんなものではありません。
あと11か月、日本丸の舵取りは大変なものとなるはずです。

ポイントはアメリカもロシアも原油価格が上がってほしいと腹のなかで切望していることにあります。
かつて戦争に導いた日本の財閥をメジャーに置き換えてみてください。
彼らが原油価格を上げるために何をしたいか考えればいかに危険か、今の原油安はたちまち反転する可能性があります。
安くなっても高くなっても日本にとってアゲンストの風です。

中庸はないと覚悟すべきです。

 

記憶にない

2016年2月 1日

何をしたのか忘れ
何をするのかも忘れ
街で挨拶されて、それに挨拶を返して、はて、あの人誰だったかしら

中高年のみなさん!
お互い困ったものです

こう、綾小路きみまろさんは嘆きます。

もしどんな場合でも変な金などまったくもらった経験がなければ
そんなこと1度もありませんと全否定できますから、記憶があいまいなどと言う必要はないでしょう。
なまじ過去にもらったことがあるから
このケースはどうだったか、と考えなければなりません。

あまりにお粗末!
こんな人が、大切な大切な交渉事をして、あとでどんな内容だったか忘れましたなんて言い出したら・・・・。

そんな大切なこと忘れるようなら、

お金のことだけでなく、中高年特有の症状かも、と別の身体検査も必要ですよね

きみまろさん

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