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今週のズバリ

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リスクヘッジとは?

2016年9月12日

札幌出張でローカルニュースを見ましたが、ほとんどが水害関連でした。
今年ほど北海道に台風が襲来した年は経験がないと地元の人たちもおどろきを隠せないようでした。
温暖化の影響なのかエルニーニョなのか
台風の進路も最近は定石どおりではありません。
梅雨がないはずの北海道でも雨季があるようです。
エアコンは不要と言われた北海道でも設置家庭が増えています。

コメにジャガイモ、タマネギと日本の穀倉地帯の影響は深刻です。
実際スーパーの青果売り場では生育不良が目立ちます。

地震や噴火とともに風水害から国民を守ることは国家の役目に基本です。
同時に私たちも自衛しなければなりません。

それはリスクヘッジと保険につきます。
本社の分散といったこともそうでしょうし、そもそも危険に近づかないようにしなければなりません。
ある漬物メーカーは気候変動に備えて原料調達先を世界に分散しているそうです。

真田家を守るために、息子二人が関が原の両軍につく。
まさにこれこそ、重要な視点かもしれません。

 

まだまだ続くぬかるみぞ

2016年9月 5日

臨海副都心で開催予定だった都市博を推進していた鈴木俊一都知事は、反対を訴えた青島幸男氏に敗れ都市博は中止になりました。

時はバブル崩壊と重なり、臨海副都心はペンペン草が生えると言われました。

しかし皮肉なことにペンペン草の空き地があったからこそ、このエリアはオリンピックの施設用地としてクローズアップされました。

そして築地に代わる新市場も豊洲へという流れになりました。

時代は巡り、オリンピックフラッグを降って颯爽と登場した小池知事の事実上の初仕事が豊洲市場開場延期でした。

すでに建物もでき築地市場閉鎖を前提にオリンピックに関わる道路建設も急がねばなりません。

選択の余地はあまりないなかで、週刊誌などで豊洲決定の疑惑も問題視されており小池知事も避けては通れないいきなりの大勝負に直面しています。

あの埋め立てエリアは、歴代の知事の足を邪魔するぬかるみのようです。

深みにはまるか、無事渡り切れるか。

知事の座の地固めがかかっています。

 


 

夏の終わりに

2016年8月29日

五月の連休明けから夏休みまでの本年第二クールに今年の十大ニュースのほとんどが入り、しかも今後10年にかかわることばかりという予想は当たってしまいました。
熊本地震の影響による経済低迷、
消費税10%延期とダブル選挙回避、
オバマ広島訪問、
伊勢志摩サミット、
トルコ、バングラ、ニースなどテロ震撼、
イギリスEU離脱、
舛添問題から小池新都知事へ
参院選、
トランプ候補決定、
生前退位、
リオ五輪・・・

こんな具合でした。
さあ今年最後の第三クールは今秋からクリスマスまでの次の100日です。
私の予想では、概して大変な100日の後はあっという間に終わるとみています。
政治も経済も凪状態となり、天変地異でもない限り、秋は早いと思います。

そうなれば関心は早新年、
2017年以降への戦略を練る100日となるでしょう。

オリンピックまで4年
カウントダウンの中で 
日本は、わが社は、そしてわが人生はどうなるのか。
秋の夜長に戦略設計を練り上げられるかが次につながると思います。

 

老舗復活

2016年8月22日

オリンピックも閉会しました。

今回は柔道の復活が大きな話題になりましたね。

野球がオリンピックでようやく復活するくらいなのに、柔道がずっとオリンピック種目であり続けているのも世界中に柔道の愛好者がいることを示しています。

競技人口は日本よりフランスが上だそうです。

日本が地盤沈下したというより、世界が柔道に取り組んでいるのだから他の国が勝っても当然とも言えるわけです。

そこで井上康生監督がお家芸復活に取り組んだことは、世界の格闘技の技を積極的に取り入れた稽古をしたり筋肉鍛錬に力を入れたことでした。

つまり日本柔道の殻を破り新しい空気を入れたわけです。

日本のお家芸だった家電産業はいまや押される一方、シャープが外資の傘下に入ったことは象徴的です。

技術力がある日本は勝って当然という慢心もあったのかもしれません。

あるいはいまはまだ世界レベルで戦っている自動車産業だって、いつまでも勝ち続けられる保証はありません。

つねに世界の状況に目を配り新しい空気を入れていくか、老舗ののれんを守るということは古きを知りいかに新しきを融合させるかと言うことにあります。

ブランド復活は守りではなく攻めてこそ成し遂げられます。


 

いい加減にしろ!

2016年8月 8日

悪質です 。
たとえば井上さんと仕事のメールを交わしタイトルに井上様と送信したとします。
すると、数時間後 「井上です 先ほどの書類添付します」とタイトルに書いた返信がきます。
これが偽物メールで添付をあけるとウィルスなのです。
でも思わず開けますよね。ご丁寧にタイトルに「RE」と返信マークまでつけてきます。

他にも

「お疲れ様です 庶務からの連絡です」

「人事から怪文書の真偽確認です」

「たいへんです。あなたの問題写真がネットに流出しています」

など仕事メールに紛れてつい開けてしまいそうなメールが毎日のように来るのです。

それにしても「井上です」の類いのメールは、本文はともかくタイトルは誰かに読まれているような気がします。

こんなことしてなんになるのでしょうか?

こんなことする人のメリットって何ですか?

ネット社会の怖さを毎日感じています。

 

老人の幸せ

2016年8月 1日

『下流老人と幸福老人』三浦 展 著(光文社新書)を読みました。

金融資産別に幸福度を見ると、「とても幸せである」という人は5000万円以上で13%だが、残りの資産階層でも5~8%くらいで、あまり差がない。(本書で言う金融資産は預貯金と有価証券評価額の合計であり、既婚者は夫婦合計の額である)。

そして「幸せである」は2000万円以上の階層では67%前後であり、500万円未満の階層で6割を切り、200万円未満では49%であり、金融資産の多い少ないによる幸福度の差はたしかにある。
だが、見方を変えれば、200万円未満しか資産がなくても半数以上(「とても幸せである」を含む)のシニアは幸せなのだ。

しかも、資産200万円未満で「幸せではない」人は15%だけであり、31%の人は「どちらともいえない」と回答している。
資産と幸福度には相関があるものの、資産が少ないことが決定的に不幸と結びついてはいないのである。


幸せかどうかは一律ではありません。

人それぞれによって価値観が違います。

お金はないよりはあったほうがいいでしょう。

貧乏こそ幸せの条件という人はいないはずです。

ただお金では幸福は買えないこともまた事実。

ひとえに人生の充実度ということに行き着きます。

豊かな人生について考える。

還暦の誕生日が近い私自らに課題です。

とと姉ちゃん 好調の裏に

2016年7月25日

このところ朝の連続テレビドラマ小説が好調のようです。
実在の人物の列伝的ドラマでリアリティがある内容が好感というのもわかりますが、それよりなにより、「GS世代」がリタイアして、朝テレビを視ている人が増えたことが大きいのではと思います。
男性は会社勤めの時代に朝からドラマを視ていられたとは思えません。
シニア層ほど、昭和が舞台の実在人物をテーマにしたドラマに共感を覚えているのでしょう。
その点、NHKのマーケティングの勝利と言えないでしょうか?


 

結婚しない人増えています 

2016年7月15日

ある人が結婚しない理由は様々です。

たまたま相手に恵まれない人、経済的に無理な人・・・・。

いつの世の中にもそんな事情はあります。

ただ社会全体に結婚を阻むものがあるとしたら、それを政治などの力で少しでも解決できるのかもしれません。

国勢調査によると、 生涯未婚率が過去最高になっているそうです。

カウンターの席に1つずつ小型コンロを置く焼肉店や洗濯、掃除といった家事代行サービスの単身者プランなど、「おひとり様」向けの商品・サービスが増えているのも、そこにビジネスチャンスがあるからということでしょうか。

国立社会保障・人口問題研究所などは、50歳時点で一度も結婚したことがない人の割合を「生涯未婚率」と定義しています。

45~49歳、50~54歳の未婚率を平均して計算します。

2015年国勢調査の結果をみてみると、男性は22.8%、女性は13.4%で、10年の前回調査から2.7ポイント、2.8ポイントそれぞれ上昇したそうです。

いずれも過去最高で、男性の約4人に1人、女性の約7人に1人にあたるといいます。

生涯未婚率は1990年代以降、男女とも急上昇しています。

女性の社会進出が進んだことや、非正規労働で結婚生活を送るのに十分な賃金を得られていない人が増えたことなどが影響しているのかもしれません。

一人暮らしの世帯は1684万世帯で、全世帯の32.5%、夫婦などの「2人世帯」(28.0%)や夫婦、子どもなどの「3人世帯」(18.3%)を上回り、今や"標準世帯"となりつつあります。

そういえば昔は「夫婦と子供二人の標準世帯」なんてニュースで言っていましたが、最近は聞かないですね。

未婚率の上昇と深く関わるのが子どもの減少です。

15歳未満の子どもの数は65歳以上の高齢者の半分以下で、人口に占める割合は12.7%と過去最低です。

主要7カ国の子どもの比率をみると、米国が19.0%、フランスが18.5%、ドイツが12.9%で、日本が最低なんですね。

経済成長には労働力の確保が欠かせません。

ただおかみが「産めよ増やせよ」なんて言っていた時代はろくな時代ではなかったはず。

人口問題は、政策で解決できることは限られています。

結婚しようよ、と声掛けができない若者を政策ではどうしようもありません。

「僕の髪が肩まで伸びて君と同じになったら、約束通り結婚しようよ」

こんな若者、あの当時は親たちの世代がどう思っていたかはともかく

今思うと、前向きな思い通りの人生設計ができた世代だったのかなあとも思います。


 

新しい対立の図式

2016年7月11日

第二次世界大戦後の世界は東西両陣営のせめぎあい、資本主義が勝つか社会主義が勝つかという争いでした。
ソ連の崩壊でこの戦いが終わったものの、いま地球上では別の対立が始まっています。

それはこれまでの国家の枠組みに対する挑戦勢力と既存陣営との戦いです。
「イスラム国」が仕掛ける「十字軍諸国」との戦いはその代表的な例で、相手側は大まじめに「国家間対立の戦争」だと言っているのに、こちらが「ならずもののテロ」などと思っていると、認識の甘さが、事態をさらに悪化させると思います。

次に、国家内の既存政策を推進する側と、それに反対側の戦いです。
イデオロギーの対立というにらみ合いでなく、「政府が推進していることが気にくわない」という旗のもとに、多数の大衆動員が行われるという図式です。
イギリスのEU離脱に結集した人たちがその代表例です。
SNSの普及などで、声をかけると賛同する人が集まりやすい、以前からの確信的反対者ではなくとも、デモへの参加を呼びかけるとあっという間に何万人という人が集まる。
群集心理が働き、その時は大きなエネルギーが産まれるが、保守党同士で敵対し合うほどのことだったのか、いざ決定が下ると、「ところでEU離脱って何かよくわからない」という人が続出するという具合です。

今後予測される対立は、若者と高齢者の対立です。
なぜお年寄りの社会保障のために若者が搾取されるのか、
特に日本では高齢者ほど現役時代に高度成長のもと、終身雇用制、年功序列賃金でいい思いをしてきたはずなのに、デフレ経済で、安定雇用もままならぬ若者が負担に苦しむ必要があるか、という対立です。
年寄りはかわいそうだから、いたわられなければならない、というこれまでの図式が崩れる社会の到来です。

果たして本当に年寄りは、歳を取っているゆえに可愛そうな存在なのか?

国民の資産の8割は50歳以上が持っています。
どんな時代にも金持ちと貧乏人はいるけれど、年齢層全体で考えれば、いたわられるべきは高齢者より若者の方ではないか。

日本国内を考えると、今後最大の対立の図式はここにあると思います。

「日本若者党」の台頭に既成政党が議席を失うという選挙結果が近い将来出る可能性は高いと思います。

 

キンチョーの夏

2016年7月 4日

伊勢志摩サミットで安倍総理が「リーマンショック以来の経済危機」と言ったとき世界の首脳もあるいはマスコミも、「消費税引き上げ延期のための詭弁」と思いました。

しかし、まさかのイギリスEU離脱決定とその後の経済混乱を見ると安倍さんの慧眼ではなかったか、とも言えるのかもしれません。

もしこの時点で消費税を来年引き上げることにしていたとすれば、相当厳しくなっていたはずです。

それにしても難民流入反対、大英帝国至上主義的価値観は、アメリカではトランプ候補の主張に通じます。

今回のような予想外の展開がアメリカ大統領選挙でも繰り返される危険性はかなりあります。

荒唐無稽なヒットラーが、共和党の大統領候補になっていること自体がすでに異常状態、もしまさかが現実になると、これこそ本当のリーマン級の危機を日本にもたらすはずです。

8月お盆休み前までの第2クールは本年はもちろん向こう10年を睨んでも大事件が相次ぐと予言しました。

参院選挙に都知事選、リオ五輪、そしてアメリカ2大政党党大会と緊張が続きます。

キンチョーの夏です。

 

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