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ワーケーション5 ★はたして旧物件は売れるのか

2020年12月 2日

前橋に新居候補は見つかった。
しかしこれまで住んでいた横浜の家が売れなければ計画は絵に描いた餅である。
横浜戸塚の自宅は10年前中古で購入したもので戸塚駅から歩いて5分の所にある。
大手不動産会社2社に見積もりを頼むと、近年周囲のマンションの価格が大幅に上昇しており、物件が少ない戸建ては高値で売れると、両社とも10年前の購入価格を上回る強気の値を付けた。
彼らによると「すでに東京の商業地から価格が下がっており、住宅地の地価が下がるのも時間の問題。今が売り時」と力が入っていた。
両社のうち高く査定したほうの会社に絞り、ホームページに掲載されると最初の日曜日にもう見学者が来て、その日のうちに申込書をもらった。
あっけなく売れてしまった。
横浜を売り、その半値以下で前橋の新居を買うことができた。
絵に描いた餅が、焼けておいしいそうな匂いも漂ってきた。
                             (この項続く)
 

★ワーケーション 4 

2020年12月 1日

群馬県前橋市に初めて家探しに行ったのは9月だった。
10軒余りの物件を紹介されたが、そのうちある建築中の戸建て住宅に注目した。
前橋駅から両毛線の高架橋の下の道を歩いて徒歩8分の場所だ。高架橋の下というのはからっ風と雨を防ぐ疑似アーケードのようなものだ。
アクセスよし。
さらにこの住宅から7分歩くと大型ショッピングセンターがある。
スーパーと大手家電量販店を核テナントにシネコンから大型書店、フードコートなどもある本格的なショッピングセンターである・
地方都市でありながら駅とショッピングセンターに歩いて行かれるというのは魅力だ。
人口減少はすでに始まってはいるが、この一角に限って言えば新しい住宅が立ち並び、ショッピングセンターのコバンザメ効果を狙って新しい店が次々登場している。
環境よし。
次に物件だ。
住宅は200平米の土地に4LDK、駐車場4台、庭も別にある。
これで3000万円弱!
東京や横浜ではマンションも買えない金額ではないか!
 
                       (この項続く)

 

★ワーケーション3  前橋国盗り物語

2020年11月30日

ワーケーション戦略で群馬県にターゲットを絞り、中でも前橋に注目したことを紹介している。
「前橋の夏は暑そうだし、冬は寒そうだぜ」
夏の猛暑ランキング常連の熊谷や舘林が近い。しかし東京でもそんな真夏の暑い盛りに出歩いたことはないのだから、エアコンが効いた部屋で過ごすかぎり、しのげないことはないと思う。
また冬の最低気温は同じ北関東の県庁所在地でも宇都宮のほうが3度くらい低いようだ。これも最低気温を記録するような時間帯に外に出なければいいのだ。
気温よりもむしろ平地ではほとんど雪が降らないことのほうに注目した。
やはり雪に閉ざされると生活も仕事も大変である。
念のため住宅を探すのに駅から歩いて10分以内のところに絞った。
全国有数のクルマ社会ではあるが、雪が降れば高速道路は危うい。その点駅まで車ではなく歩いて行かれる範囲というのは慣れない土地に住むうえで安心感がある。
あとは「風」だ。
上州のからっ風は名物でもある。
これは実際に住む家が風に直に当たるかどうかが重要なポイントだろう。
 
以上駅から歩け、北からの季節風を防げ、日当たりがよく冬の寒さをしのげる家・・・。
候補を数件当たり、ついに建築中の戸建て住宅に行き当たる。
                            (この項続く)

★ワーケーション 2  なぜ前橋

2020年11月27日

漠然と「テレワークなら群馬かな」と思いだしたのは夏ごろからだった。
最初目を付けたのが「安中榛名」、新幹線の駅で地元自治体も移住誘致に熱心であること、また知り合いの建設会社が10年前から駅周辺で分譲住宅を売り出したことを知っていた。
ただ、自然環境は素晴らしいけれど公共アクセスが新幹線だけというのはやはり心もとない。買い物などは駅周辺に商業施設が少なくクルマだけが頼りとなる。今後歳をとっていくわけだから駅から歩ける範囲で生活が成り立つほうがいい、とここは断念した。
そうなると次は高崎である。
もともと商業地として栄え、駅周辺は大型店が多い。新幹線も停まるし湘南新宿ライン、上野東京ラインもある。
だが、古くから開発されているだけに駅から歩ける範囲の物件はマンションがほとんどで戸建て住宅の物件は少ない。
現在横浜で戸建てに住んでいるので荷物が多く、マンションでは入りきれないと断念した。
他に倉賀野、新町といった東京寄りの高崎線各駅停車の駅周辺の物件もチェックしたが、確かに戸建て物件は多いものの、大きな買い物や病院などはやはり高崎まで出なければならない。そして何よりテレワークを前提とすれば都市銀行の支店が近くにあること、法務局、税務署など官公庁も近くにあることは大切な要件であることに気が付く。
そこで県庁所在地前橋市に白羽の矢がたった。
前橋は両毛線であるが、上野東京ラインや湘南新宿ラインの始発電車もある。
電車で15分ほどの高崎まで行けば、そこから先は新幹線も普通電車も頻発している。
高崎と比べて町は静かで県庁はもちろんのこと県立と市立の図書館も充実、群馬大学附属病院をはじめ大規模医療施設も多い。大手都市銀行の支店もある。
かつてNHK時代に福島市、宮崎市に住んだことがあるし佐賀市にマンションを買って拠点にしたこともあった。すべて県庁所在地だった。地方で隠居ではなく仕事もずるとすれば公共インフラが近くにある、できれば歩ける範囲にあるということは必要不可欠な条件であると考えるに至った。
よし、前橋だ。
さてどの家にしようか?
                           (この項続く)

★ワーケーション 1

2020年11月26日

ワーケーションという言葉、昨年まで聞いたこともなかった。
ことしの新語である。
ワークしながらバケーションをすることだそうで、都心ではなく観光地などのホテルや別荘あるいは移住した住宅で仕事と余暇を両立させることを言うらしい。
早速、私も実現を企てた。
昨年までのように毎日都内や新幹線や飛行機を利用して飛び回るにはやはり東京周辺に住んでいる必要もあったが、最近は会議も講演もオンラインが主流、どこにいてもあまり変わらなくなってきた。
東海道線の戸塚に住んで25年、東京へは東海道線、横須賀線があり、羽田まで車で30分、成田へは成田エクスプレスもあるなど、どういう場合でも良好なアクセスが確保できていた。
ただこのところ台風に地震・津波、富士山噴火、そして三浦半島での異臭騒ぎと神奈川県における自然災害に対する緊張感が気になっていた。
関東で安全性の高いところはどこかと考えると、群馬県は平安時代にさかのぼるまで大きな自然災害に見舞われていないことに注目した。確かに海がないから津波はなく、台風が来るにしても上陸して勢力が衰えてからの襲来となる。
雪も少ないがただ夏の高温と冬の冷たいからっ風が課題だが、東京にいても40度の気温の時に出歩くわけではないし、冬も住宅の暖房保温設備と風が防げる立地で対策は立てられると考えた。
こうして「群馬移住計画」が頭の中をよぎりだしたのが8月後半だった。(この項続く)

 

★憂国忌

2020年11月25日

1964年の東京五輪の成功に続き1970年の大阪万博で日本は高度経済成長の軌道に乗り、「昭和元禄」と呼ばれる「花見酒経済」を謳歌した。
太平洋戦争の敗戦という屈辱を忘れ、浮かれた日本の現状を憂う人たちも少なからずいた。作家三島由紀夫もその一人だった。彼は右翼団体「盾の会」とともに「憂国」を唱え、1970年11月25日東京市ヶ谷の自衛隊に侵入しクーデターの決起を訴えた。
当時中学生の私は、バルコニーに立ち軍服姿で演説する三島の姿を伝えるテレビニュースをよく覚えている。著名作家の割腹自殺は「現代のハラキリ」と世界中に大きな衝撃を与えた。
あれから50年、半世紀がたつ。日本では右翼も左翼も大きな力を持つこともなく、イデオロギー対立がないまま今日に至る。
経済成長は止まり国の行き先も不透明、おまけにコロナまでが加わって国民が希望を持ちにくい時代になっている。
いま三島が生きていたらどんな発言をするだろうか。
50年前とはまったく異なる「憂国」を唱えている気がする。

 

★「GO TO トラブル」

2020年11月24日

方針転換である。
「GO TO トラベル]が「GO TO トラブル」になっているとして政府は見直しを決断した。
先週まで菅義偉首相は新型コロナウイルスの1日当たりの国内新規感染者数が過去最多を更新する中でも、減速する経済の立て直しを重視する立場を表明していた。
人の移動や会食の機会は極力制限せず、観光・外食産業を下支えしていく方針だった。
しかし医療関係者などからの感染拡大に対する強い危機表明もあり三連休に入ってからストップをかけた。
政府関係者は、経済再生の取り組みにブレーキをかけた場合「元に戻すまで長い時間が必要になる」と指摘、観光支援事業「GoToトラベル」を巡っても「地方からは、トラベル事業を何とか続けてもらいたいという声しか聞かない」と見直しに否定的な意見が多かった。
国内の感染者は連日最多を更新し、「第1波」や「第2波」を上回る勢いで感染が拡大している。
東京都の小池百合子知事も会食での対策徹底を呼びかけたが、移動の自粛や飲食店への営業短縮の要請には踏み込まなかった。
収束の兆しは見えないまま、観光業界ではすでに旅行のキャンセルも入り始めていた。

だが、決断は当然としても、対象外をどの地域にするかなどで相当に混乱するだろうし、対象にならなかった地域への旅行が集中すれば、感染拡大が少なかった地域に広める心配も出てくるだろう。
観光・外食業界に地域差を生むことになる心配もあるし、ここは全国一律に「GO To トラベル」休止のほうが効果もあるのではないか。
忘年会を実施しないという職場がほとんどで一年で最もかきいれどきの年末は、飲食店にとってひときわ厳しい局面が予想される。
雇用情勢も悪化し、ボーナスも激減、外出抑制でコートやバッグなど付加価値の高い商品が全く売れていない。
10~12月期の日本経済の落ち込みは厳しくGDPが発表される来年2月にかけて国内の景気認識は最悪となりそうだ。
感染拡大の長期化で、景気も維持しなければならないという政府の考え方にも一理はあるものの、ではどうしたらよいのか官民挙げての知恵が問われている。

★人が住まなくなると・・・

2020年11月20日

私の住む横浜は坂が多い。散歩で歩くと坂の上の家ほど空き家が増えた気がする。かつてのニュータウンがオールドタウン化して、中高年では坂の上の家は住みにくくなっているのかもしれない。また以前の団地はエレベータ―がなく上層階ほど実際には人が住んでいないとも聞く。家賃が安い公営住宅では借り続けてはいてもお年寄りには階段がきつく、子どもの家などに居住するケースもある。
かくして実質的に空き家になると問題が生じる。
ハトなどがベランダに棲みつくというのもその一つだ。
京都府営の向日台団地(向日市)で、ハトが急増し、住民が被害に苦しんでいるという新聞記事を読んだ。建て替えが決まって入居者募集が止まり空室が増えた上、住人が高齢者施設などに入所して長期不在となり、荷物が放置されたままの部屋も多く、ハトが巣を作りやすい環境となっている。住民はふんや羽音に頭を悩ませ「団地全体が巣になってしまった」と途方に暮れているという。
もちろんここだけの話ではなく、今や全国で同様の現象が起きているのではないか。
ハトは三方が囲まれている場所を好み、室外機や植木鉢の隙間は、格好のすみかとなるという。一度巣をつくると簡単には離れず、舞い上がったふんが人の体内に入ると感染症を引き起こす恐れもあるという。
自治会や行政が駆除や清掃をしようにも、空き家以上に所有者がいながら長期不在だと立ち入りも難しいという問題がある。集合住宅で数軒そういう家があればその建屋全体に被害が及びかねない。
お悩みの方もさぞ多かろうという話だと思う。

★コロナは吉とも出るのか?

2020年11月19日

通勤自粛で夫婦が家にいる時間が長くなることがいいことか、それとも?
新型コロナウイルス感染拡大の影響で夫婦仲が「良くなった」と答えた人の割合は19.6%で、「悪くなった」の6.1%の3倍以上に上った。
このアンケートは生命保険会社が「いい夫婦の日(11月22日)」にちなんで既婚男女を対象にインターネットで実施、1620人から回答を得たものだ。
生命保険会社はコロナ禍を通じて夫婦の絆を感じた人が多かったとみているそうだ。
仲が良くなった理由は、在宅勤務などを通じ「コミュニケーションや会話の機会が増えたため」が6割と最も多かった。 
また、夫婦仲が「円満」と答えた人は全体の8割で、平日に1日平均146分間の会話をしており、「円満でない」人は53分間にとどまった。会話の内容は、夫婦仲にかかわらず「子どものこと」が多かった。円満の人は「テレビなどのニュース」「休日の予定」について話す割合が、円満でない人より30ポイント以上多かった。  
個人的には本当かなあ、こんなアンケートに回答するくらいの人ならまあ円満なんだろうと疑わしく思ってはいる。
いい悪いを言っても始まらない。これからはそういう世の中なのである。
残業、飲み会、接待、出張・・・。
家にいない時間は少なくなり、家にいる時間が長くなるのだ。
クリスマスから例年以上に長いと予想される年末年始休暇が待っている。
会社の変化の次に家庭の変化の波も押し寄せている。

★大トラ、吠える

2020年11月18日

先週末大統領選で敗北確実となったトランプ大統領の支持者らがワシントンで選挙の不正を訴える大規模集会を開き、数千人がホワイトハウス近くの大通りを占拠した。また夜には一部の参加者がバイデン前副大統領の支持者と衝突、1人が背中を刺されて重傷を負ったほか、約20人が逮捕され、警察官にもけが人が出た。バイデン氏の勝利を認めず、抵抗を続けるトランプ氏は14日朝、車列で現場を訪れて大きな喝采を浴びた。バイデン氏支持の市民らは選挙自体を否定するトランプ氏側の動きに抗議し、参加者と言い争いになった。
今日現在権力を持つ側が選挙結果を認めない、しかも名うての乱暴者でこれまでも国の内外を唖然とさせることを平気でやってきた大統領である。なにを考えているのか予測がつかない。
その予測のつかないところであえて彼の荒唐無稽の戦略を皆が考えている。
一つ、法廷闘争でも負けたら右翼過激派をたきつけるのでは?
一つ、資金を集めているのは次の大統領選挙に出るためでは?
私も考えた。
どこまでも不正選挙と言い張り、それを先導したのは候補者本人と断定、国家権力を握っている間にバイデン氏を逮捕、拘束してしまう。
(かつてヨーロッパや中国、あるいは南米などの歴史には似たようなことがかなりある)
就任式にバイデン氏は獄中にいて出席できず、選挙自体が不正だったので無効であると言い張り、やり直すまで暫定大統領として自ら君臨する。
選挙の結果大統領が決まらない場合は憲法の規定で下院議長が暫定大統領になるので、選挙そのものが成立しなかったことにするわけだ。
もちろん民主主義の否定だし、専制君主の再来的暴挙だ。
しかしトランプゲームで一番強いのはキングなのだ。
常識が通じない人だから案外真剣にこんなことを考えているかもしれない。
 
なにしろこの4年間を見て、それでも7000万人余りの人がこの人を「いよっ、待ってました、大統領」と持ち上げ投票する国である。
不思議の国でありんす。
何が起きても不思議ではない。

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