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★冬場の感染拡大

2020年11月12日

北の国から雪の便りが聞こえるようになり、同時に感染再拡大の心配が現実になってきた。
インフルエンザ同様に新型コロナウイルスも気温の低下、乾燥という条件が加わると俄然勢いが増すようだ。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は9日の記者会見で「全国的に見ても感染が増加していることは間違いない」として以下の5つの場面での注意を促した。

1.「飲酒を伴う懇親会等」...気分が高揚し、注意力が低下する。聴覚が鈍麻して大きな声になる。狭い空間に大人数が滞在する。回し飲みや箸の共有が感染リスクを高める。
 2.「大人数や長時間に及ぶ飲食」...接待を伴う会食、深夜のはしご酒は、短時間の食事に比べてリスクが高まる。5人以上の会食では、大声になり、飛沫が飛びやすくなる。
3.「マスクなしでの会話」...昼カラオケ、車やバスの移動などにおいて、マスクなし・近距離で会話することで、飛沫が飛ぶ。
 4.「狭い空間での共同生活」...長時間にわたり閉鎖空間になるため。寮やトイレなどの共用部分などでの感染が疑われる例が報告されている。
 5.「居場所の切り替わり」...仕事中はしっかり対策をしていても、休憩時間に入ると気が緩み、休憩室、禁煙所などへと居場所が切り替わることでリスクが高まる。
としている。

先日、銀座を歩き人々の様子を観察したが、自粛期間と比べて明らかに街を行く人は増えているし、飲食店なども賑わいを取り戻しつつある。一度外に出だした人が再び外出を控える行動に出るのは難しいし、これから年末年始をひかえ買い物や飲食の機会も増える。自粛には限界があるとみるべきだ。
一方で「GOTOトラベル、イート」などと言っておきながら、一方で外出や飲食は避けよと言ってもそれは大きな矛盾となる。政府が感染阻止へ舵を切る姿勢を見せない限り、自主性に任せるだけでは効果がないと考える。
厳しい冬がもうすぐそこに迫っている。

★混迷するアメリカに光が灯るか?

2020年11月11日

77歳が若々しく見えた。
分断ではなく統合を、と訴えたスピーチには力がみなぎっていた。
 
春かぜに
花ひらく
かの人の来るらし
春かぜに
花ぞ散る
かの人の去りゆくらし          朝鮮詩集より
 
アメリカ大統領選挙はバイデン氏が史上最高の得票で当選した。
しかしいまだトランプ大統領は不正選挙だと主張し敗北を認めようとしない。
かりそめにも4年間、国の最高権力者として民主主義の憲法を執行してきた張本人が、その選挙結果を否定する言動を続け、過激勢力を焚き付けて暴力と分断を煽るようなふるまいを続けるとは、なんと見苦しいことだろうか。
こんな人物を一度は権力の座につけてしまったアメリカの非常識さを思わざるを得ない。この4年間彼の傍若無人な振る舞いが、世界の平和や環境問題に大きな後退をもたらしてきた。
これまでにもアメリカの大統領の中には、孤立主義、アメリカ第一主義を標榜する人物は存在した。しかしトランプ氏ほど思いつきで軽挙妄動に走った人物は例外中の例外といえる。ここにきて治安対策に異を唱えた国防長官を解任するあたり専横な振る舞いはホワイトハウスを去る日まで油断ができない。
バイデン氏の評価よりもいかに破廉恥な男をホワイトハウスから追い出すかが選挙最大の焦点というのが世界の見方だったのに、それでも彼に7000万人以上が一票を投じたこと自体がアメリカの現実、とため息が出る。
中東や対中国などの国際問題、環境問題、コロナ対策などあらゆる面でアメリカは今後常識的な判断と選択をしてゆくだろうと今はただただホッとしているというのが本音である。

★理性、判断力はゆっくりと歩いてくるが、偏見は群れをなして走ってくる
                                                                                                     ルソー 「エミール」

★テレワークが社会を変える

2020年11月10日

大手企業でテレワークが広がりをみせ、オフィスを集約させたりまた自席を決めないフリーアドレスを採用するところが増えているという。
毎日会社に通わない、上司を意識しない空間が日常となる・・・。
こうした変化は日本の企業社会を大きく変えることにつながると思う。
日本では戦後の経済発展を支えてきたのは「日本的経営」だと言われてきた。
終身雇用、年功序列型賃金体系、そして企業別労働組合により、新卒で入った会社に定年まで世話になることこそ美徳であるという価値観が醸成されてきた。
結婚においても職場結婚が奨励され、だれを仲人にするかで出世が決まると考えられる職場も多かった。仕事が終われば仲間で赤ちょうちん、休日は接待ゴルフという会社人間は明らかに絶滅危惧種となりつつある。
そうなると人生の意味も大きく変わってくるはずだ。
平成から令和にかけて会社人間に変化が起きていたところにこのコロナによるテレワークの本格導入で、物理的な毎日の生活空間も変わりもはや新時代の到来は決定的となった。
これにより伸びる産業、廃れる産業も出てくる。
通勤電車の需要激減はその象徴だろう。
今年正月、「平成30年で起きた変化は令和では10年で起きる」と予測した。
それがコロナにより、2-3年で起きそうな雲行きである。
 

★花の命は短いのに・・

2020年11月 9日

大相撲11月場所が始まった。
本来ならば「九州場所」と呼ぶべきところ今回は東京国技館での開催だ。
二場所続けて横綱土俵入りは、ない。
両横綱とも最近は故障続きで期待を裏切っている。横綱は休場しても番付が下がる心配がないということは、裏を返せば期待を裏切ったときは引退しかないということである。
来年早々にも両横綱は瀬戸際に追い込まれることになる。
年齢は30代半ば、男子の平均寿命のまだ半分にも至っていない。
このあと長い「老後」が待っている。
プロ野球も最終盤で今シーズン限りの引退選手の「サヨナラセレモニー」が連日行われている。相撲よりはやや長いとはいえ野球の現役もせいぜい40歳くらいまで、サッカーでも例外は「カズ」くらいでふつうは40歳まで現役を続けることは難しい。
そう考えると一流のスポーツ選手もあこがれの職業のようでありながら活躍できるピークは本当に短いものなのだ。
東京オリンピックに照準を合わせて調整に励んできた選手たちは、そのイベントがなくなると次のオリンピックに自身の最高のプレイを実現できる保証はない。
コロナで棒に振った一年はあまりに大きい損失である。
普通にゲーム、競技を行なうことがいかにありがたく大切なことか、「普通が大切」ということを皆が改めて感じた一年だった。
 

★アメリカの行くヘ

2020年11月 6日

民主主義の盟主のはずのアメリカが揺れている。
根幹にあるはずの選挙制度が十分に機能していない。
民主主義の最高統治者であるべき大統領が、選挙システムそのものに異議を唱えるということ自体、民主主義のルールを根底から覆そうとしている。
勝てば合法、負ければ「フェイク選挙」と吠えるのだから、何をか言わんや、往生際の悪さは醜いとしか言いようがない。
もっともご本人は正規の選挙で負ければ法廷闘争に持ち込み、それでもうまくいかなければ暴動を扇動するというのは既定方針のようだから、粛々とアメリカをぶっ壊すつもりなのだろう。
チャンス到来、
そうほくそ笑んでいるのは習近平でありプーチンだろう。
ひとりの専横が世界の均衡まで揺るがしかねない。
コロナと同じくらい、アメリカの行くヘは世界に不安を拡大させかねない。
 
★「法の終わるところ 専制がはじまる」  ロック政府論より


 

★筒美京平の時代

2020年11月 5日

先日「NHKスペシャル」が昭和の偉大な作曲家、筒美京平を取り上げていた。
「ブルーライトヨコハマ」「また逢う日まで」「ギンギラギンにさりげなく」「木綿のハンカチーフ」「魅せられて」など昭和の大ヒット曲を次々に世に出した天才だが、自らはほとんどテレビなどに登場することはなく、黒子に徹していたという。確かにこの番組でもインタビュー映像などはほとんど出てこなかった。多くのヒット曲をたどると、その時々の私自身の生きた時代がよみがえってくる。私の年齢でいえば、中学生のころに「また逢う日まで」、高校を卒業したころに「木綿のハンカチーフ」、大学生のころ「魅せられて」といった具合だ。
ところが、この天才も平成の半ばころからヒット曲が出なくなる。時代が求める音楽の変化がその背景にはあったようだ。今回のテレビ番組では大ヒット曲の紹介に紅白歌合戦の映像が使われていたが、まさにこの番組がお化け視聴率を誇っていた頃の映像でもあった。
筒美京平の神通力が途切れだしたころ、この歌番組も人気の低下に悩みだしたことはさすがにNHKの番組では語られていなかった。
 
番組では、「木綿のハンカチーフ」という曲は、通常は曲が先にできて後から詩をつける従来のスタイルを逆転させ、松本隆の詩を見て、あとから筒美京平が曲を付けたというエピソードが紹介されていた。
田舎の若者が都会に出て、やがて都会の絵の具に染まってゆくというストーリーは、当時の高度経済成長の伝説そのものでもあった。
曲の冒頭に印象的なメロディで一気に歌の世界に人々を引き込む筒美京平の手法は、聞き手の心を一つに引き寄せる魔力を秘めていた。
平成に入りバブルが崩壊成長神話も終焉する。
喪失感がこの国を襲いだすと、社会のほうが次第にそうした曲を受け入れられなくなってきたのかもしれない。
お化け視聴率番組の時代からSNSで個人が発信する情報に関心が集まる時代。
プロの作り手の洗練された技法より、素人映像のユーチューブのほうに「魅せられて」、「ギンギラギンにさりげなく」受け入れられる時代。
歌は世につれ、今後どんな発展をしてゆくのか。
筒美京平の盟友、作詞家松本隆の表情が暗かったのがこの番組では印象的だった。

★欧州再び

2020年11月 4日

ヨーロッパで再びコロナ感染者が急増、フランスやイギリスでは外出禁止令も出て日常生活に大きな支障が出ている。
アメリカでも感染拡大は続いているし、日本国内でも各地でクラスターが発生している。
そろそろ感染確認から一年、いまだ根絶の見通しは立っていない。
コロナ根絶を待っていれば世界の人々の生活が先に根絶してしまう。
 
会合や接客、密集での移動を避けたうえで、飲食の場で人と会することを避けながら感染状況を睨んでアクセルとブレーキを踏み分けるしかない。
とくにヨーロッパは観光で食べている国が多いだけに打撃は深刻だ。
しかし国境をまたいでの交流は一気に世界中に感染を広げる危険性が大きいだけに再開は慎重でなければならない。スポーツや芸術イベントでの集客も厳しそうだ。
来年のオリンピックに世界中から選手と見物客を招くことは危険が大きすぎると思うが、IOCにはそれでもやらざるを言えないご事情がおありのようで、日本国民を危険にさらしてもやむを得ないという判断があるようだ。
一度選手村などで感染が発生すれば収拾は相当難しくなると思うのだが・・・。
 
いずれにしても長期戦だ。
私は当初から「全治5年の日本経済」と言い続けている。
5年たって、ようやく経済活動が元に戻ったとしても、すでに衰退している産業分野も多くあるだろうから、もとの風景とはだいぶ異なっていると思う。
 

★幸福とは何だろうか?

2020年11月 2日

日本は世界でも自殺が多い国として知られている。
コロナ危機で経営不振や失業などで悩む人も増えて、今後自殺者が増えることも十分予想される。
コロナの影響で多くの人が仕事を奪われ、あるいは厳しい経営に直面し夢を持ちにくい時代になっている。国全体の活力が失われ、人とのコミュニケーションもとりにくくなり、絶望感、閉塞感が世の中を覆っている。
幸福とは何だろうか。
みんなが今立ち止まって考える時ではないか。
 
ビジネスに成功する。
出世し、高収入が約束され、周囲から尊敬される。
恋が実り、素晴らしい伴侶を得る。
子どもに恵まれ、明るい家庭を築く。
 
幸せにはいろいろな形がある。
歴史を振り返ると客観的には悲惨な時代もあったが、それでもその時代に生きた人がみな悲観して自殺したわけではない。
日本でも年間3万人を超える自殺者が出るようになったのは、決して貧しい時代のことではない。
幸せのシナリオは十人十色、一億人いれば一億通りの幸せがある。
 
「幸福になる必要なんかありはしないと自分を説き伏せることに成功したあの日から幸福が僕の中に棲み始めた」とは、アンドレ・ジイドの言葉である。
 
 

★「完璧」なホテル

2020年10月30日

先日、初めて宿泊するホテルにチェックインした。
玄関の自動ドアを抜けると、自動的に検温機が体温を測定し、青ランプが付く。
消毒液がおかれ、手の消毒をすると中扉が開く。
フロントデスクのビニールシートの向こうの女性が、
「お客様の前のディスプレイを操作ください」と一言。
目の前のキーボードに検索ボタンがあり、予約してある自分の名前を打ち込んでくださいと表示されている。
名前を入力すると私の予約画面が出る。確認キーを押すと画面が何回か変わり、フロント係ではなく、客である私がキーボードを操作して進めてゆく。
(クレジットカードをお入れください)
(伝票と領収書が出てまいります)
(次にルームキーと注意事項の紙が出てまいります)
というようにすべて機械の指示通り進めて行けば、あとはキーをもってエレベーターに向かうだけだった。
翌朝のチェックアウトも同様に、客がルームキーをチックイン時と同様に機械に入れると
画面に(清算はありません、おかえりください)と画面表示が出た。
 
つまりホテル滞在中、ホテルの人と交わした言葉は、
最初の「お客様の前のディスプレイを操作ください」のあの一言だけだった。
まあそれならば機械がそう言えば、あるいはPOPでも出せば。その一言さえなくても済んだだろう。
 
ホテル内には「感染予防に完璧に取り組んでいる」という自画自賛の言葉が、ロビーや、エレベーター、また部屋に置かれた案内などに書かれていた。
確かに「これはすごい」と思った。
同時にこんなホテルには二度と泊まりたくない、と先の予約をキャンセルした。
 
 

★出生数激減に思う

2020年10月29日

今年の出生数が激減する見込みだという。
もちろんコロナの影響と考えられている。今後の生活不安から出産に踏みきれない若いカップルが多いという理解が一般的だ。
育児という眼前の不安ももちろんだが、日本の将来に対する悲観論も見逃せない。
子供たちに豊かな未来を託せなければやはり出生率は伸びないと思う。
中高年は、顔を合わせるたびに「この年齢になってからのコロナでよかったよ、若い時代だったら目も当てられなかったねえ」とよく言いあう。
これから仕事をバリバリやり、子育てをし、財産を作るんじゃあたまらないというわけだ。
おそらくコロナは長い時間地球を苦しめ続け、日本経済の苦難は始まったばかりなのだ。1年程度ですでに企業は大打撃、雇用不安が始まっているが、これが何年も続けば、文明の終わりともいうべき大変動を経験することになるはずだ。
正直なところ、そんな時代に子供に苦しい思いをさせたくないと考えるのは普通のことではないか。
私はコロナの襲来で、日本滅亡への残り時間が一気に進んだとみている。
悲しいことだが、出生数減少の事実を受けとめるしかない。
末広がりの国ではなくとも、老大国なりの小さな豊かさ、楽しさを考えるべきではないかと考えている。
国滅んでも小さな幸せを守る時である。

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