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サクランボ

2017年6月 9日

大学を出て就職したNHKの初任地が福島だった。
東京生まれでふるさとと呼べるところがない私にとって、福島の自然と人々とのふれあいは大きな財産だ。
その福島が苦しんでいる姿は耐え難いものがある。
福島市郊外に広がる果樹園は、一年を通じて様々な実りがある日本有数の果樹地帯だ。
6月のサクランボに始まり、モモにナシ、そしてリンゴと「果物カレンダー」は忙しい。

「福島盆地は内陸性気候で夏は暑く冬は寒いメリハリのある環境です。年間降雨量が少なく温暖で、くだものの生育にこれ以上ない最良の土地なのです」
こう語るのは「みちのく観光果樹園」の片平新一さんだ。
その果樹地帯がひっそりとしている。
最大の理由は観光果樹園を訪れる人が激減したことだ。
放射能の風評被害に加えて、一時期吾妻山の火山活動が活発になり入山規制がとられたこともあり、果樹地帯を抜けて山岳道路を回遊する観光バスやマイカーが減った。
「原発事故から6年、放射能の影響もほとんどなく、また火山活動も落ち着いているんですが、観光客はなかなか戻ってきません」(片平さん)
そのため片平さんの農園では、通信販売に力を入れている。
「郵パックはじめ多くの通販に売り込みをかけました。今ではほとんどの売り上げを通販であげて、うちに限ってみれば震災前の水準を上回るくらいの売り上げになりました。この時期はサクランボがたわわに実り収穫に忙しく猫の手も借りたいくらいです。贈答用のサクランボ『佐藤錦』はひと箱1万円くらいのものもあり、やはり「GS世代」の富裕層がいいお客さんです。若い人では手が届かない金額だと思います」(片平さん)
周囲の農家の中には後継者難もあり廃業した農家も少なくないという。
「うちは法人化して作業する人を雇うなど、規模の拡大にも努めています。通販はありがたいですが、やはり昔のようにたくさんの観光バスが次々に横付けして賑わっていた頃が懐かしいです。福島の本当の復興はまだまだこれからです」
片平さんはこう語った。

 

新開講 「モーニングエクスプレス」

2017年5月31日

15年続けてきた「朝いちばん」をこの8月までで終了し、9月から新生「モーニングエクスプレス」としてスタートします。
これまで以上にスピーディーに当日朝のニュース解説とビジネスへの影響などの解説を増やします。

また、企業単位での御参加を促すために、会費も「朝いちばん」の半分、しかも二人目からはさらに割引にしました。
「元気塾」に来られない方の振り替えも可能としています。

詳しいことは コンサルティング・エースにお問い合わせください。

モーニングエクスプレス_案内A4★.pdf

30代 私も化けるか 60男

2017年4月20日

★62歳女性が、ミニスカートにノースリーブで30代と自称していたそうですね。
もちろんそれだけでは逮捕されませんが・・・。
もっともテレビや新聞の健康食品の広告でも似たようなものも見かけます。
彼女の事件の本質よりも、その見た目のことのほうが注目を集めています。
若さを保つことは誰でもが関心を持つテーマだということでしょう。
かつて18歳未満お断りと言われて、ドキドキした高校生だった自分が、いまコンビニでビール買えるかなと言っても、ジョークにもとられず、馬鹿かと言われますわ。
やってみるかな、「私平成生まれです」

 

怒鳴るぞ 虎三

2017年4月10日

時は元禄。
コメ問屋トップの大店(おおだな)、米穀屋の元締め会は大荒れだった。
ここは近代経営で、世襲ではなく元締め会で次の経営者を決める習わしだった。
前の当主、小浜馬楽の後継で、この封建の時代に初の女性当主就任が噂されていた番頭の平井栗が、丁稚たちに支持されたお目付役の虎三たち一派のたくらみで不正を糾弾され、解任されたのだ。
当主の座を射止めた虎三は、元締めの中での評判は最悪だった。
「あいつのオヤジは女郎屋で大金持ちになった」
「あいつはオヤジのコネで奉行所に入りびたりで、お上の情報など事前に察知して動くなどご法度違反すれすれ。あんな奴が当主だと米穀屋は危ない」
「おんなに ばくち、はらはらするぜ」
江戸ではこんな行状を「はらすめんと」と呼んだ。

当主になるや否や、虎三は内外に支離滅裂なことをわめき散らした。
「隣にめきめき業績を上げているちっぽけなコメがある。あそこは安い人件費で大店に挑戦するなんて怪しからん。よし店の前に垣根を作り邪魔してやる」
馬鹿かあいつは、店内での嘲笑も虎三には届かない。
いつしかあだ名がついた。
「怒鳴るぞ 虎三」

この虎三の登場を忌々しく思っている男がいた。
金田屋三代目当主、金田浄雲だ、
金田屋は世襲経営でのれんを守ってきた。
丁稚を安い賃金で働かせ、当主だけは利益をむさぼっていると世間の評判は悪いが、経営者一族の経営に賭ける気持ちは強い。
北前船の権益を米穀屋に奪われてはならじ、と決意していた。

「なに金田屋?あんなもの踏みつぶしてくれるわい」
金田屋が、もし米穀屋がヤクザを派遣してくるなら、飛び道具を用意して命がけで戦う決意を固めていることを、虎三は軽視していた。
「おい軽兵、行ってこい。金田屋の若造の首を取ってこい」
虎三は手下の軽兵に命じると敏速に行動に出た。
余りの早い決断にこのあと江戸では拙速に行動することを「カールビンソン」と呼ぶようになる。
軽兵が仲間と金田屋に押し入ると、浄雲自らドスをもっていきなり襲い掛かった。
軽兵は胸を刺され即死、ほか三人も怪我をして命からがら逃げかえった。
浄雲は奉行所にとらえられたが、取り調べで米穀屋の虎三の無法ぶりを訴えた。
虎三は奉行所のお沙汰が出る前に、金田屋に乱暴を働き、営業妨害することは大店にふさわしくないと米穀屋の元締会から糾弾され当主を解任された。

浄雲は打ち首の刑になった。
中小企業の当主はお家を守ろうと思えば生命をかける。
大店の当主は役職を解任されるだけ。
一生懸命のれんを守ろうとした浄雲の願いはむなしく、金田屋はおとりつぶし、
大店米穀屋は今日も商いで賑わっている。

 

久方の 光目に染む 春の日に 花咲き誇り 日本の朝よ

2017年4月 6日

★ようやく空気が冬から春へと入れ替わったと実感します。
青空に映える桜を見ると日本の朝が来たという幸せな気分になります。
多くの外国人に日本を感じてもらえる瞬間でもあります。
春はあけぼの、すがすがしい気分で今朝もスタートしたいと思います。

 

大船に乗って 喜びし船員 難破救えず 東芝座礁

2017年4月 4日

大企業であるからつぶれる心配がないからという理由で、会社に入った人がその会社がつぶれそうになったとき、役に立つでしょうか。
シャープや東芝などを見ていると社内に復元力がない根本はここにあると思います。
その点中小企業は、もともといつつぶれてもおかしくないと社長以下思っていますから社員が一丸となって戦う強さがあると思います。
大企業ほどもろさがあるのではないでしょうか。
企業の寿命は30年、しかし悲しいかなサラリーマン人生は40年あります。
いま有名な大企業はすでに30年の寿命をかなり使い込んでいる企業かも知れません。

かつて胸を張って三越やJAL、ダイエーに入った人がまさか吸収合併、破たんなどの憂き目にあうとは思わなかったはずです。
キャノンやニコンに入った人はカメラがスマホに喰われるなんて思わなかったはずです。

東芝問題は決して対岸の火事ではありません。
新入社員のみなさんはどれだけこんなことに目が向いているでしょうか。


 

春なのに 気まずく冷気 居座りし

2017年4月 3日

★4月になって新天地スタート
気分一新春物スーツで出陣と思いきや
まだまだ重たいコートが手放せない陽気
冬物もクリーニングに出していいやら悪いやら
マフラーもまだ必要かなあ
いい加減にしてよと冷気に文句の一つも言いたくなります

 

8時だよ 家族集まる あのころが 黄金期かな テレビの下り

2017年4月 3日

★ビデオがなかった時代
番組開始には茶の間に家族が集まりました。
チャンネルの奪い合いなども当時の話。
ビデオの普及、一人一台テレビの時代、さらにネットやSNSの普及でテレビの支配力はどんどん衰えています。
下り坂でテレビは何を思うのでしょうか。

満開をいまかいまかと待つ華か

2017年3月30日

★開花宣言の後、寒の戻りでなかなか満開にならない今年の桜。
待ち遠しいですが、しかし満開を待つ間こそ楽しいのであって、気分も盛り上がります。

盛りを過ぎてしまえば急速に気持ちもしぼむというものです。
何事もそうです。上り坂は苦しいけれど、長く感じるけれど、それが後で思うと一番楽しい時なのです。
若い頃、文句ばかり言う上司は目の上のたんこぶです。いつかあちらの立場になってみたいと思い続けます。
しかしいざ自分がその立場に立つと、嬉しくなんかない。
思えば若い頃ひたむきな努力をした時代が懐かしい。どんなにつらい過去でも振り返ればバラ色に見えます。
花見会場の宴の後。
ごみを漁るカラスたちを見るにつけ、同じ場所でつぼみが膨らむのを待っていた数日前が懐かしく美しく感じます。

バトン継ぐ異動の春や三分咲き

2017年3月28日

人事異動の内示が出て、新年度への引継ぎで右往左往という職場がたくさんあるはずです。
転勤はたいへんな金銭的精神的コストも伴います。
あたらしい環境に慣れずノイローゼになるという話も少なくありません。
ただそれでも同じままでいるよりも、人為的に変化を仕掛けることはやはり成長につながるものです。
別れもあれば出会いもある。
つぼみがふくらみ、開花するためには寒さに耐えることも必要です。
新しい環境への好奇心こそ、次への飛躍と思いたいですね。 

 

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