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★雨水

2021年2月19日

18日は雨水。降る雪が雨に変わる頃である。
列島はまだところにより大雪に見舞われているところもあるが、日一日と日脚が伸び、風ぬるみ少しずつ春を感じられるようになってきた。
驚くことに前橋に引っ越して3か月近く、まだ市内で傘を使った日は一日だけだ。
雪はおろか雨が降ったのも一日だけなのだ。
それでは渇水の心配があるかと言えば、群馬県でも北部にあたるみなかみ町などでは大雪になっており雪解け水が利根川を潤しているので、まず前橋で水不足は考えにくい。かりに利根川上流の群馬が水不足なら東京はもっと大変な事態だろう。
東京など関東南部も冬は晴天が多いが、実際に住んでみて前橋は東京以上に雲一つない晴天の日が続くことが分かった。
私が群馬に引っ越したと言うと、「雪で大変でしょう」と憐れむ声を多くいただいた。
皆さんニュースを見て誤解されているようだ。雪が多いのは群馬県北部で、南部に位置する前橋は雪はほとんど降らないのである。
「寒くて大変でしょう」という同情の声も多いが、実は暖房もよほど朝の早い時間でもない限り使っていない。横浜の家にいたころは一日中暖房の世話になっていた。
我が家は南向きで一日中陽がさし、暖房どころか蛍光灯も昼間は必要としない。
この冬は光熱費が大助かりである。
東京に暮らす以上に梅の開花や小鳥のさえずりに囲まれ春の訪れを実感している。
住んでみないとわからないことは多いものである。


 

★株価3万円に思う

2021年2月18日

株式市場に関心が集まっている。
30年ぶりの日経平均株価3万円超えに沸いている。
日銀などの公的資金が投入されているだけでなく、コロナでばらまかれた補助金で株を買っているという人もいるという話も聞く。
業績がいい企業の株が上がるのはまだしも、最悪の業績を発表した企業の株まで、業績回復を織り込んで「悪材料出尽くし」で上がっていると、証券会社は言う。
「買わないリスク」と証券会社が言い出すと、そろそろ危ないなと私は個人的に思う。
30年前、バブル崩壊の日々をNHKスペシャル取材班で連日追い続けていた。
当時はどんな悪材料でも株価は「悪材料出尽くし、買わないリスクで後悔する」という証券マンの言葉通り上昇していた。
89年12月29日大納会で38915円の最高値を付けた後、5日後の90年1月3日の日経新聞恒例新春経営者アンケートで多くの経営者が「年末には5万円」と回答していた。この新聞が出た翌日の1月4日大発会から株価の暴落が始まり、今日に至った。
いままたテレビでアナリストが年末には最高値更新間違いなし、近々8万円も夢ではないと景気よく言っていた。
このアナリストがまだ社会人になる前だったろう1989年の当時の先輩たちと彼は同じようなことを言っているわけだ。
1989年当時の証券マンの多くはバブル崩壊の過程でこの業界から消えていった。

 

★新幹線は安全か

2021年2月17日

冬の朝の都市型地震だった1995年1月17日の阪神大震災は午前6時46分という発生時刻の幸運さが印象的だった。6時を過ぎていれば新幹線も動き出していたので脱線転覆といった事態も想定された。
13日に発生した最大深度6強という東北の地震の発生は23時8分。まだ新幹線などが走っている時刻である。福島県内の東北新幹線の架線を支える電柱が曲がって不通になった。幸いにも事故には結びつかなかったが一つ間違えば大惨事になる危険があったはずだ。2004年10月の新潟県中越地震では上越新幹線が脱線する事故が起きた。また地震ではないが2019年台風第19号により長野県の千曲川堤防が決壊。隣接する北陸新幹線の車両基地「長野新幹線車両センター」が水につかるという被害も記憶に新しい。
日本では新幹線の安全神話は絶大なものがある。しかし災害などによる事故が絶対怒らないという保証はない。近年は台風などが接近するとあらかじめ計画運休する措置が取られるようになった。利用者から見れば台風被害が結果として空振りに終わることもあるだけに不便さに不満を持つ向きもないわけではない。しかし万が一の事態が起きた時のことを考えれば、これは仕方がないと受け入れざるを得ない。
特に山形と秋田の新幹線は在来線を走り単線区間もあり倒木や雪の被害もあるし、専用軌道を走る新幹線以上に危険と隣りあわせだ。何しろ踏切に立ち往生している車があっても不思議ではないのだ。
災害はないに越したことはないが、いつどこでも起こりうるという前提で細心の注意を払ってほしい。

★細心と、すこしの楽観と

2021年2月16日

昨年新居を購入するときに地盤調査データを調べたところ、相当に固いというお墨付きをもらった。
海なし県で津波がないこと、新幹線や高速道路のアクセスが複数あり万が一の時リスクを分散できることなどを念頭に、群馬県前橋に晩年の居を定めた。
先日夜の最大深度6強の地震の際、群馬県南部も震度4を記録した。
私はすでに就寝中だったがケータイの緊急アラームに驚いて起きたものの実際の揺れは震度2くらいだろうと思ったものだった。
初めての場所に暮らすと当然自然災害の際の被害の可能性がまず気になるが、
今回の引っ越し先に関する限り、まず一安心している。
それにしても、地震や風水害が絶えず迫りくる中にコロナまで加わった昨今だ。
安全に暮らすということが、とても難しいことであると、多くの人が感じている毎日である。私自身日々無事に過ごすということがいかにありがたいことかこの年齢になると切実に感じるようになった。
できる限り周囲に注意を払うが、さりとて神経質になりすぎてノイローゼになっても仕方がない。人知を尽くしたうえであとは楽観的に楽しく過ごす。
そういう切り替えができることこそ長寿の秘訣ではなかろうか。
 

★森が欠け またも悩ます「もりかけ問題」

2021年2月15日

国内聖火リレー開始予定まであと一か月ほど。
国民の多くがオリンピック開催に疑問を持つ中で果たしてどうするのか、また緊急事態解除、ワクチン接種という政権の存続を賭けた重大局面を迎えているときに、なんでまたこんなことになったんだ!
菅政権は大ピンチに遭遇している。
国会は、また森喜朗オリンピック組織委員長問題で時間を費やすことになりそうだが、こんなことに時間を潰すゆとりがこの国にあるのかと思う。
あの連日「もりかけ問題」追及に明け暮れたころを思いだす。
わずか3年前のことだが、今この国はそんなことをやっているゆとりはない。
不満のある政府だけれど、いまはこの政府に働いてもらうしかないのだ。
オリンピックで世界から選手団を招くことが日本国内の感染を広める危険があるのかを見極めたうえで、重大な決断を下してもらうしかない。
開催するなら安全をどう担保するのか、あるいは中止するなら費用負担責任問題をどう解決するか。
進むも地獄、退くも地獄なのだ。
ワクチンも大変だ。
世界中の争奪戦で果たして日本国民向けに必要な量を確保できるのか。
確保したとしても、全国民接種という途方もない作業をどうやって行うのか。
またすでに感染から一年が過ぎて、倒産失業など多くの経済損失が発生している。その対策も待ったなしであることは言うまでもない。
森が欠けた、で時間を浪費することなど許されないのである。
政府もしっかりしてもらいたいのはもちろんだが、野党もマスコミもこれ見よがしの揚げ足取りは慎むべきだろう。
危機意識を共有できない野党は次の選挙でブーメランのように批判を浴びるはずだ。
朝から晩までどの局のワイドショーでも「森かけ問題」ではテレビ離れも当然だ。
 
政権のピンチなのではない。
この国のピンチなのだ。

★受難あちこちに

2021年2月12日

ニュースなどを見ていて最近は、識者のコメントの多くがリモート映像であることに気が付く。つまり相手の場所まで取材に行かず、記者やディレクターが放送局などに居ながらにして相手にパソコンなどでアクセスしてコメントをもらうわけだ。
これまでだったら取材先までカメラマンが出かけて撮影してくるのが基本だった。
画質的にはもちろんリモートが劣る。しかしコロナで取材に行くのもはばかれるという「言い訳」がまかり通るご時世である。
おそらくこの取材方法は今後定着するだろう。相手を煩わす時間も短時間で済む。
問題はカメラマンの仕事が著しく減っていることである。
最近は災害などの現場映像も視聴者が撮影した動画をそのまま放送で使うことが増えた。
プロのカメラマンほど卓越した技能はなくても現場の迫力が伝わってくるとむしろ好意的な受け止め方さえなされる。
ユーチューブからの転用映像が多くなったこともご承知のとおりである。
これはプロのカメラマンにとって仕事の領域がどんどん狭められてゆくことを意味する。
スマートフォンの高性能化と、だれもがそれを持つという時代の変化に加え、コロナと言う環境の変化も加わり取材・撮影の手法も一気に変わろうとしている。
いずこも生き残りの道を探るのは至難の業である。
 
 

★拝啓 森喜朗先輩

2021年2月11日

早稲田大学雄弁会の後輩にあたる西村晃です。
森先輩のみならず雄弁会は多くの総理大臣、有力政治家を輩出し大隈老侯の遺訓を受け継ぎ、日本のために身命を賭する姿は私たち後輩の誇りと考えています。
雄弁会の精神は何においても在野の心構えであると思います。権力の側に身を置かずいつも民の側に立ち、行動する。これこそ大隈重信の教えと理解しています。
あれはちょうど今から20年前のことです。
政権の座に就かれた森先輩を私たち後輩は誇りに思っていたものでした。
しかしあの時、そう宇和島水産高校の練習船「えひめ丸」がハワイ沖でアメリカの原子力潜水艦と衝突、9人が亡くなるという事故が起きた時でした。
先輩は事故の第一報をゴルフのプレイ中に受けられ、アメリカ軍艦船との衝突事故で日本人が死亡していることを知りながらプレイを続行され、のちに世論の非難を浴びて政権を退くことになったのです。
事態の把握ができず、残念ながら鈍感力が命取りになりました。
いまならともかく当時はまだお若かったから世間は老醜などと失礼なことは言いませんでした。
あれから20年。
先輩の鈍感力は相変わらず、けっしてお歳をめされたからではなく、天性のものと私は理解しています。
いまコロナと闘いながら日本はオリンピックを開けるか重大な局面を迎えています。そんなときに不用意な発言で民心を削ぎ、無駄な時間を費やさせることは
国益に反するとはお考えになりませんか。
早稲田大学雄弁会の精神は絶えず民の側に立てであります。
今この国の民がどんな気持ちでいるか、それがお分かりにならない方ではありますまい。
先輩のご勇退を心から願い、ますますのご健勝を祈るばかりであります。 

敬具

★ふくの日

2021年2月 9日

2月9日は語呂合わせから「ふくの日」だという。
フグの本場の山口県下関市ではフグは「不遇」につながるとあえて「福」につながるようにと「フク」と呼ぶ。
全国のフグ料理店では値引きサービスなどが行われる。
また今日は「服の日」でもある。
ファッション業界ではイベントも企画されるが、コロナで高級料理の「フグ」も、お出かけ自粛で「服」も不遇に泣いている。
何とか「福」が返ってくるようにという思いも切実だ。
そういえば本日は「大福の日」でもあるそうだ。

★御事始め 針供養

2021年2月 8日

2月8日は「御事はじめ(おことはじめ)」と言って、厄日として一日仕事をせずに過ごす一日だった。特に女性の仕事の代表的なものは針仕事だったので、この日に神社やお寺で折れたり古くなった針をこんにゃくや豆腐などに刺してこれまでの感謝を込めて供養する習わしがあった
「針供養」と言われてもいまの若い人にはピンと来ないかもしれない。
昭和の中頃まで裁縫は家庭の女性にとってたしなみとされ、嫁入り道具にはミシンと言われたものだ。戦後もそのミシンを購入するために積み立て金制度というものもあったことを記憶している。
いまは趣味にしている人はともかく家族が着る洋服を手作りするという家庭は減った。
服が貴重で高価な時代は一着の服を何回も繕って着続けたり、兄姉の服を弟妹がお下がりとして着るということも多く、裁縫作業が家庭内の大きな仕事だった。
それを考えるといまは既製品が驚くほど安く大量に出回っている。
世界中の低賃金国で作られた衣服が輸入され、手間や材料費を考えればあらたに購入したほうが安い時代になった。
以前ベトナムの縫製工場に取材に行ったことがある。
体育館ほどの作業場にずらりと並んだ日本製の工業ミシン。そこで現地の女性たちが作っていたのは日本の和服だった。成人式や卒業式の需要を賄う和服生産はベトナムが多いと聞いて驚いたものである。
日本のアパレルメーカーによると、ベトナム人は大変几帳面で、作業前と後に針の本数を確認して紛失などが極めて少ないそうだ。万が一製品に針が混入したりすれば製造物責任上大問題になるので、生産を移転するときにそうした国民性も重要なポイントになるという話だった。
針供養という日本の古来の行事も彼の国では受け入れられるかもしれない。
 

★オンラインが消し去るビジネスモデル

2021年2月 4日

オンラインによる講演会やセミナーが花盛りだ。
新聞社やIT系企業、金融機関など多くの主催企業がSDGsやDX、あるいはグリーン成長戦略など人気テーマを掲げて参加者を募集している。
注意すべきはそうしたイベントのほとんどは参加料無料で行われていることだ。
というよりも、オンラインでは金がとれないというのが正直なところなのだ。
新聞やネットの参加募集広告を丹念に追っていれば、ほぼ毎日家に居ながらにして無料でこうしたものが受講できる。そういう機会がたくさんあるのにわざわざ金を払うこともないと考えがちである。
同様にカルチュアセンターや市民講座ももはや金のとれるビジネスではなくなった。
 
コロナ前と全く様相が違う。
こうした講演会やセミナーは会場に出かけて行って受講するもので、そこで受講料・参加料を払うことに抵抗はなかった。なかには主催会社の宣伝や集客のために受講料無料という場合もあったかもしれないが、それはPR効果を期待するための経費が相当使われていたからだ。ホテルなどの会場費や講師料、募集経費などを考えるとかなりの費用がかかっていたのだ。
 
こうしたマーケットはコロナを機に大変動した。
ホテルの宴会部門を筆頭にビジネス構造は根底から覆されることになった。
デジタル化によるリストラはとどまるところを知らない。

 

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