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★小寒 寒の入り

2021年1月 5日

今日は寒の入り、一年で最も寒いとされる時期だ。
本日の小寒から大寒の最後の日までおよそ30日間が「寒」である。
年賀状もここから寒中見舞いに変わる。
思えば世界は1年前からずっと寒中見舞いである。
いつコロナが去るか、春になれば、夏になればと期待し、その期待はことごとく裏切られ一年が経った。
横浜港のクルーズ船騒ぎのころはまだみなどこか「対岸の火事」であった。
いま期待は「ワクチンが行き渡れば」に変わっている。
もちろん期待はしたいが、そうならないときも考えておく複眼思考も大切だろう。
 
年末年始の新聞や経済雑誌を見ていて違和感を覚えたことがある。
市場からゾンビ企業を駆逐すべきという論調が多かった。
アフターコロナに生き残れるビジネスを育てるべきであり、コロナ禍で競争力のない企業の淘汰はやむを得ない。むしろ中途半端な支援をすることは結果としてマイナスにしかなり得ない、という発想である。
国全体の成長のために、と言うが、地方の脆弱なアナログ企業が多いのも現実の国の姿なのに、グリーンエネルギー、5G、DXといった次の時代に生き残れない企業は淘汰もやむなし、という発想が行間に感じられる記事が目立った。
 
若い俊英な記者ほどそういう記事を書きたがるのは世の常だ。
あなたは東京の大手町からしかものを見ていないんだな、という感想しか持ちえない。
現実の国の舵取りはそんなに簡単ではない。
日本の9割の雇用は中小企業に依存し、さらにその下には無数の零細経営のビジネスがひしめく。テレワークなんて無縁という会社が多いのだ。いまだメールさえおぼつかない零細経営者は数多いる。
そしてとくに今経営の危機に直面しているのは飲食店を中心に家族経営の店である。その人たちの商売が立ち行かなくなれば、多くの人が路頭に迷う。
そこに目を配る視点がないマスコミ報道の「上から目線」に、疑問を感じるのは私だけだろうか。
新聞記者は大企業に取材に行くことが圧倒的に多い。
出世競争に敗れた地方回りの記者はローカル企業に目を向けざるを得ないが、
エリート記者は東京の大企業を中心に取材しているから弱肉強食の論理となりがちだ。
私もかつてはそうだったな、と自戒している。
「寒」に震える人々と心を一つに生きていきたいと今は切に思う。
 

★御用始め

2021年1月 4日


今日は普通なら仕事始めである。
本来なら簡単なあいさつ程度で、あとは集団で商売繁盛のお参りに向かうという会社も多いはずだ。
以前御茶ノ水駅に降りたら人の流れができていた、行列は神田明神へと向かっていた。会社みんなでここに祈願することから一年が始まるという会社が相当に多いことを実感したものである。
ただ今年は・・・。
そもそも今日を仕事始めとせず1月12日の三連休明けまで正月休みを続けてほしいという要請もあった。
そして正月早々の首都圏知事の緊急事態要請となった。
正月早々ため息しか出ない。今年も多難なようだ。
今日は証券取引所は大発会。
昨年末まで上昇して30年ぶりの高値引けだった日経平均株価が今年どうなるか?
その30年前1989年12月大納会の日に38915円の最高値を付けた後、年が明けた大発会から株価は暴落をはじめたことが思い出される。
大納会の後に東京の感染者が1日1000人を超え、年明け早々首都圏4知事が緊急事態宣言を政府に要請に行ったのに、菅総理は会うことさえしなかった。
この三が日のさや当ては今年の前途を象徴しているような気がする。
さて大発会の結果はいかに?

★死亡者減少

2020年12月29日

1~10月の日本の死亡数は前年同期より1万4千人少ないことが厚生労働省の人口動態統計(速報)で分かった。厚労省は10月までの人口動態統計の速報などから毎年12月下旬に年間推計を公表している。今年は「例年と動向が異なる」として推計を見送った。11月以降にコロナによる死者が急増しているものの11年ぶりに国内の死亡者は前年を下回る可能性があるという。
肺炎やインフルエンザによる死者がコロナ対策の結果減ったことが大きな要因と考えられる。マスクや手指の消毒の徹底の副産物と言えるが、一方で自殺者が急増したり、がんによる死者が増える傾向にある。これも生活苦や検診を控えるというコロナの影響と考えられ、いかに今年一年私たちの暮らしにコロナが様々な影響を与えたかを感じる。
統計グラフに大きな変化をもたらした年がまもなく暮れる。

★社会インフラをどう守る

2020年12月28日

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、東京都は都営地下鉄大江戸線について、27日から通常の7割程度で運行すると発表した。大江戸線の運転士計15人の感染が確認され、濃厚接触者を含め運転士21人が出勤できなくなり、通常運行に必要な人員確保が難しいと判断したという。減便する期間は来年1月11日ごろまでをめどとしている。
交通機関の担い手が感染により人数が確保できないというのは新たな事態だ。
郵便や宅配便、ゴミ収集など多くの人手が必要なサービス業は他にもたくさんある。そうした職場の集団感染は十分に可能性がある。医療施設はもちろんのこと私たちの暮らしを支えるインフラに大きな影響が出ることになれば、社会を維持することも難しくなってくる。
そうなれば前回よりももっと厳しい緊急事態宣言を覚悟しなければならない。
年明けの感染動向から目が離せない。

★令和20年の日本とあなたは?

2020年12月26日

なんともつらい年末である。
元大臣の汚職発覚、前総理の政治資金規正法違反の弁明、そしてコロナの特別警報・・・
明るい話題が一つもなく年を越し新年を迎えねばならない。
令和2年は苦難の年だった。
昭和2年は金融恐慌、平成2年はバブル崩壊、そして令和2年である。
偶然とはいえ改元の翌年は受難の年になってしまった。
昭和のその後20年は戦争へとひた走る。平成のその後は失われた20年となった。
さて令和2年のその後はいかに?
私は今回も長いトンネルを覚悟したほうがいいと思う。なぜなら日本人のうち800万人を数える団塊の世代が70代から90代になるのが向う20年だからだ。
それが分かったうえでどうこの20年をこの国は過ごすのか。
令和20年の日本を考えて、政治家は国家の、私たちは暮らしの設計を考えなければならない

★詐欺メールにため息

2020年12月24日

大手銀行、通販会社、宅配便会社を実名で平気で語る詐欺メールが一日何十本もやってくる。実際に必要なメールよりも偽メールのほうが多いとはどういうことだろうか。
ニュースによるととくにコロナ不況深刻な年末に入って誤ってクリックしたためのフィッシング詐欺などの被害が急増しているそうだ。
宅配便の不在通知メールと思って引っ掛かる人も多いという。
「偽メールを除去するにはこちらをクリック」と、クリックさせる知能犯的偽メールまである。
精査すると日本時間の夜は英語のメールが来る。
また日本語ではあっても明らかに文法的におかしな日本語だったり、と海外からしかも複数の発信者の仕業もあると推測できる。おそらく私のアドレスを誰かに売り渡し、それをまた次の人へと、何か所かに横流ししたのだろうと推測される。もちろん最初の発端者はもはや縁がなく、私のアドレスが独り歩きしているのだろう。
私たちは進歩しているのか、退歩しているのか、ふと考え込んでしまう。

 

★火の車

2020年12月23日

 「火の車」とは仏教用語の「火車(かしゃ)」を訓読みしたもので、その名の通り火が燃え盛った車のことだ。生前に悪行を積んできた者を地獄へ運ぶための乗り物で、燃え盛る火の中で悪人は地獄に着くまでひどく苦しめられる。その悪人のさまを苦しい経済状況の困難さに重ねたことが由来となり使われるようになった言葉が「火の車」である。
政府は2021年度予算案を決定した。新型コロナウイルスの克服に向けた対策費が膨らみ、一般会計総額は20年度当初予算に比べ3.8%増の106兆6097億円となった。当初予算段階では9年連続で過去最大を更新。社会保障費や防衛費も増加し、歳出拡大と税収減で歳入の4割を借金に依存する構図となった。まさしく「火の車」だ。
税収は前年度より9.5%減の57兆4480億円にとどまる。新規国債の発行額は33.9%増の43兆5970億円に達し、14年度以来7年ぶりに40兆円を超えた。  新規国債のうち、赤字国債は46.4%増の37兆2560億円。歳入に占める借金の割合を示す国債依存度は40.9%(20年度当初31.7%)に上る。21年度末の国債発行残高は990兆3066億円と1000兆円の大台が目前に迫る。今後も経済が失速を続け、また人口減の傾向も変わらないとなれば、日本の財政はコロナ危機により絶望の淵に追い詰められたと言っても過言ではない。多少消費税を上げる程度ではこの財政危機を解決することはもはや困難だろう。
100年に一度の国難と言う以上、政府は大手術に乗り出すことを考えざるを得ない。その一つの方策として考えられるのが戦後すぐにおこなった預金封鎖だ。新札切り替えのタイミングを狙い金融機関に預けてある預金を下ろせないようにしたうえで富裕層に最大9割もの税金をかけた。旧札は使えないから新札に換えざるを得ず、金融機関に集まってきたタンス預金を一網打尽にした。あるいは国債などを徳政令により証文価値ゼロにしてしまえば、その瞬間に政府の借金は消える。
そんな乱暴なことするはずないですって?
NTT民営化により電電公社時代の電話債権がどうなったかご記憶ではありませんか?良くも悪くも戦後日本の政府はおとなしく民に優しかったと思う。しかし権力とは本質的にどれほど強大な力を持っているものなのか、私たちは知らないままに今日まで生きてきたような気がする。ひとたび牙をむくと何でもありということは戦前戦中の歴史を見ればわかることだ。政府が100年に一度、と言い出したことが何より恐ろしいことだと思う。火の車で本当に苦しむのは国民なのだから。

★常識が覆る

2020年12月22日


今年は当たり前のことが当たり前でなくなった。
気軽に海外旅行に出かけることがかなわなくなったこともその一つだろう。
私たちは物心がついてからお金と時間さえあれば海外に行くことは誰にも可能なイベントの一つだった。
卒業旅行、新婚旅行、あるいは夏休みなどのバカンスに気軽に旅立つことができた。
これまでの常識を覆すことがいま世界中で起きている。しかもいつまで続くかわからない。
これは世界に大きな価値観の変容をもたらすことになるのではないか。
世界を股にかけての交流、通商などが絶える。敵対する国同士の間だけなら予想もつくが、世界どこの国とも行き来が停まるということは地球の歴史を相当後戻りさせることになる。
そんな状況が1年続いた。
2年目に終わるのか?
終わらなければ3年、いや5年と続くのか?
ここ数日のニュースでヨーロッパの国々とイギリスを結ぶ飛行機の運行がストップしたと伝えている。あるいはフランス大統領と一緒に食事した各国の首脳が隔離されているというニュースもあった。
日本でもこの一年総理大臣や外務大臣さえ海外にほとんど出かけていない。
この先に何があるのか?
国際交流が停止する恐怖を感じている。
自国第一主義、ナショナリズムの台頭・・・。
どう考えてもあまりいい予想にはならない。
コロナが、世界の秩序をも変えるかもしれない。
 

★冬至

2020年12月21日

早いもので本日は冬至である。
夜明けは遅く、日暮れは早い。
冬にヨーロッパなどを旅すると昼間が短くとても損をした気分になったことを思い出す。
逆に夏のアラスカを旅したときなど夜中になってもまだ明るく、一日の長さにとてもお得な旅をしたと思ったものである。
 
夜の長きは、今の世界にたとえられる。
一部で始まったワクチンの接種に一筋の光明を見出そうとしているが、それで本当に夜が明けるのかはまだまだわからない。
それどころかクリスマスも正月も暗闇の中で迎えなければならない絶望感のほうが先に立つ。
かつて人類の歴史はコレラやスペイン風邪など感染症によって大きな曲がり角を迎えた。
新型コロナウィルスも私たちの文明を棄損させるほどの大きな影響を及ぼすに違いないと私は考えている。
もちろん過去と比べて医療技術の進歩やデジタル機器の普及という武器を我々は持っている。しかし一方で、超速で世界を移動できる発達した交通手段や、高密度の大都市環境といった現代の成果が感染拡大には弱点として働くという弱みも併せ持っているのだ。
 
冬至は最も長い夜である。
しかしやがて明けない夜もないはずだ。
再び朝日が顔を出した時、どんな世界が待っているのか。
本当のところは誰もわからない。

★すき焼きに下仁田ねぎ

2020年12月18日

群馬に引っ越してよく見かけるようになったのが下仁田ねぎである。
一般のねぎとは明らかに異なる形状だ。とにかく太い、その存在感に驚く。
1本のねぎで株分れは少なく、白根の長さは20cmあまりで直径は6~9センチのものもある。生では辛味が強いが熱を通すと特有の甘味がでてくる。
すきやきや鍋物の具材として使われる場合が多く、まさにいまがシーズンだ。下仁田ねぎとは群馬県甘楽郡下仁田町及びその周辺で栽培されていることに由来する。下仁田周辺以外でも栽培する事はできるが甘さ、やわらかさ、太さとも十分なものが出来ず、それゆえ他地域ではほとんど栽培されていない。下仁田以外でも栽培できるように品種改良が繰り返され、新品種のものもできてはいるが、在来種のものとは明らかに味が違うという意見も多い。群馬・長野の両県農事試験場が他地域での栽培の可能性を試験したが、群馬(前橋)では育ちが悪く、長野では育ちすぎて葉が硬くなるなど食べ物にならなくて、結局「下仁田ネギは下仁田におけ」という結果に終わったという。
下仁田ねぎは明治5年隣町の富岡製糸場の創業とともに、贈答品として需要が一気に高まった。その後、皇室への献上、明治・伊勢神宮での奉納農産物品評会での連続上位入賞で名産としての評価を得た。
下仁田ねぎは年に一度の収穫で、販売時期は11月~12月。お歳暮の時期とちょうど重なる事もあり、多くは贈答品として消費される。農家直売の路肩販売もさかんで、贈答以外はほとんど地元で消費されている。
下仁田ねぎと同じく名産のしらたきとくれば、もう赤城牛を奮発して、地元の卵も使い夕飯はすき焼きにしなければならぬ。

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